なでしこJ、数的優位生かせずオランダに2-3敗戦 現体制初の国際大会6位「勝負どころに甘さがある」

横山の今大会4ゴール目で反撃の狼煙

 それでも日本は同20分、MF長谷川唯からの短いパスを受けたFW横山久美が「ターンした瞬間に『いける』と思ったので思い切りシュートを打った」と、約20メートルのミドルシュートを放つと相手GKの頭上を破ってゴールへ。今大会、4試合4ゴールとした新エースの一撃で1-2として反撃の狼煙を上げた。

 その後はオランダの攻撃に慣れた対応を見せるようになった日本がゴール前に攻め込む場面も作りながらゲームを進めたが、1点ビハインドのままハーフタイムを迎えた。

 後半に入っても日本はオランダの攻撃を跳ね返しながら攻撃を仕掛けるゲームを続けると、後半16分に相手DFファン・デン・ベルグが2枚目のイエローカードを提示された退場処分に。日本は11対10の数的優位に立った。

 一方的に攻め込んだ日本はオランダをゴール前にくぎ付けにしたが、「10人になってボールを持つ時間は長かったが、全くテンポが上がらず、仕留める部分に課題も多い」と高倉監督が話したように、攻撃の最終局面でアイデアやシュート精度を欠く場面が続いた。しかし同30分、左サイドから途中出場のFW籾木結花が速いクロスを入れると相手DFがクリアしきれずオウンゴール。2-2の同点に追いついた。

 

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