新生ブライトン、鹿島を圧倒! 5-1で初陣を飾る…復帰の三笘は45分間プレー
ブライトンが鹿島に5-1で圧勝
イングランド1部ブライトンは7月24日、「ジャパンツアー2024」で鹿島アントラーズと対戦し、5-1と圧勝した。日本代表MF三笘薫は左サイドで先発出場し、前半の45分間プレーした。ファビアン・ヒュルツェラー新監督の下、新生ブライトンは最高の初陣を飾ることに成功した。
新シーズンから31歳のヒュルツェラー監督が就任し、初陣を国立競技場で飾ったなか、昨季ボランチのレギュラーに定着していたMFカルロス・バレバをセンターバック(CB)起用するなど、新体制のカラーを早くも打ち出してきた。試合は、前半13分、三笘が中央に切り込みながらペナルティーエリア手前で放ったシュートは相手DFにブロックされるも、高く舞い上がったボールがクロスバーに直撃し、見せ場を作る。
そして直後の前半15分、MFジェームズ・ミルナーのロングパスをペナルティーエリア手前で受けたFWヤンクバ・ミンテが切れ味鋭いカットインで相手DF2人を置き去りにし、落ち着いてゴールマウスに流し込んで先制点を奪った。その後も三笘がスルーパスで味方の決定機を演出する場面もあったが追加点には至らず、前半を1-0で折り返した。
ハーフタイム明けには三笘やミルナーを含め、大幅な入れ替えが施されたなか、後半は開始早々からワンサイドゲームとなる。後半5分、コーナーキック(CK)から落としたボールをMFジェレミー・サルミエントがトラップからボレーで叩き込んで追加点を奪うと、同9分にはMFヤシン・アヤリが力強いドリブルでペナルティーエリア右を突破し、そのままゴール。同18分には右サイドでボールを受けたFWアマリオ・コジア=デュベリーが左足のコントロールショットを流し込み、鹿島を一気に突き放した。
さらに後半29分、コジア=デュベリーが右サイドの高い位置でボールを奪うと、そのままドリブルでペナルティーエリアに侵入。冷静にゴール左に流し込み、この日2得点目を奪った。同38分に鹿島FW徳田誉が1点を返すが、試合は5-1で終了。新生ブライトンが鹿島を圧倒して、新体制の初陣を勝利で飾った。
(城福達也 / Tatsuya Jofuku)