トライアウト経験のプロ10年目「苦労人」 186cm大型CB、J1デビュー挑戦の来歴に反響

池田樹雷人が福岡へ(写真は昨季のもの)【写真:(C) FCMZ】
池田樹雷人が福岡へ(写真は昨季のもの)【写真:(C) FCMZ】

トライアウト経験の池田樹雷人が福岡へ

 FC町田ゼルビアは7月23日、DF池田樹雷人がアビスパ福岡へレンタル移籍することを発表。過去トライアウトも経験した186センチの27歳大型センターバック(CB)が、新天地でJ1リーグデビューを目指す。

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 町田にとって23日は激動の日だった。加入面では、日本代表MF相馬勇紀を名古屋グランパスより獲得。今季最大級の大型補強と言っていいだろう。一方で池田に加え、MF髙橋大悟(→大分トリニータ)、FW沼田駿也(鹿児島ユナイテッドFC)の期限付き移籍が決定。放出3人も大きな注目を浴びた。

 なかでも池田は、J3からJ1まで多くのクラブを経験してきている。2015年、当時J2のセレッソ大阪に加入。翌年からはU-23チームでプレーした。その後はバンコク・グラスFC(現BGパトゥム・ユナイテッドFC)へのレンタルを挟み、18年より愛媛FCへ完全移籍となる。

 翌年はAC長野パルセイロへレンタルされ、21年に愛媛に戻りプレーを継続。徐々に出場機会を増やしたが、21年12月に契約満了により愛媛を退団となってしまう。その後Jリーグ合同トライアウトを経て、22年からはブラウブリッツ秋田で主力として活躍した。

 秋田でその年のJ2リーグ34試合に出場し2ゴールをマーク。その成績が認められ、23年に町田(当時J2)へと渡った。町田の1年目はJ2リーグ23試合1得点。J1昇格へ貢献したが、迎えた今シーズンはカップ戦の出場のみにとどまっていた。

 今回、J1リーグ戦に出場することなく24年7月23日に福岡への移籍が決定。27歳となった大型CBが新たな地でJ1リーグ初出場を目指す。SNS上では「最終ラインを支えた昇格の功労者がまさかの移籍」「結構な苦労人」「これは素晴らしい補強」「びっくり」とさまざまな声が集まり反響が広がっていた。

 町田、福岡に対し池田が残したコメントは以下のとおりだ。

「この度、アビスパ福岡に移籍することになりました。沢山の新しい経験をクラブと共に歩めてよかったです。1年半ありがとうございました」
「この度、FC町田ゼルビアから加入することになりました。自分の全てをアビスパ福岡にぶつけます。ともに熱く闘いましょう」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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