快勝で饒舌のレアルDFラモス、窮地の宿敵を挑発 「バルサがCLで敗退したら、もっと幸せだね」
CLナポリ戦でゴールのラモス、UEFA主催公式戦で100試合出場
レアル・マドリードは現地時間7日に行なわれたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、ナポリとの第2戦を3-1、合計スコア6-2で勝利して8強進出を決めた。第2戦でゴールを決めたDFセルヒオ・ラモスは快勝で饒舌になったのか、試合後に「バルサが敗退したら、もっと幸せだね」と宿敵を挑発する発言をしたとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
この日のレアルは積極果敢なナポリのアタックに対して受けに回る場面が多く、実際に前半24分に先制点を奪われる嫌な展開となった。しかし後半6分にMFトニ・クロースの蹴った右CKをセルヒオ・ラモスがジャンプ一番合わせてゴール右隅を揺さぶり同点に。その6分後にも再びクロースからのCKからセルヒオ・ラモスが飛び込んだ結果、試合を決定づけるオウンゴールを誘発した。
看板3トップ「BBCトリオ」(ガレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド)へのマークが厳しくなるなか、ここ最近のラモスは抜群の空中戦の強さで貴重なゴールを多く積み重ね、主将としての責務を果たしている。「前半はとても苦しんだ」と語った通り、決して楽な試合ではなかったが「いつもプラン通りにいくとは限らないけど、行いがよければ全ての物事はついてくるよね」と日々の積み重ねが生きたとしている。
この一戦は、ラモスにとってUEFA主催の公式戦出場は100試合目だった。「1週間前、批評する人たちは僕を“抹殺しよう”としていたね。ゴールを決めたけど自分がヒーローだと主張するつもりはないよ」と、リーガのビジャレアル戦で生まれた誤審によるPKに対してバルサのDFジェラール・ピケがツイートで糾弾し、それに対して「それが“ピケの世界”だから」とやり返して物議を醸したことを皮肉っている。