森保監督「いろんな見方があってサッカー」 黒田監督と交わした「賛否両論」の“価値”を告白
「私ももちろん批判はされたくない」と笑顔
日本代表の森保一監督は、7月20日に国立競技場で行われたJ1リーグ第24節のFC町田ゼルビア対横浜F・マリノスの一戦を視察。プロの監督として2年目で、J1の首位争いを続ける町田の黒田剛監督と交わした会話について明かしている。
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森保監督は2012~17年にJ1サンフレッチェ広島を率いて、2連覇を含むJ1優勝3回を達成。その後、18年から日本代表の指揮官を務めている。
この日視察した町田は昨季、青森山田高を長年率いた黒田監督が就任し、J2優勝とクラブ史上初のJ1昇格を達成。史上初となる初昇格で前半戦首位ターンを果たし、横浜FM戦こそ1-2で敗れたが、依然として首位をキープしている。
森保監督は視察後、黒田監督と言葉を交わす機会があり、監督として時に批判にさらされることについても意見を交換したという。
「監督は賛否両論が常にある。見方も千差万別。負ければ批判だし、勝てば喜んでいただけて、でも勝ってもこの勝ち方しかできないのかという声もある。賛否両論、いろんな見方があってサッカー。批判が向けられることも含めてサッカーを見ていただけていることが我々にとってポジティブという話をしました」
森保監督は「いいことばかりではなくて、いろんな見方があるのは日本のサッカーにおいては嬉しいこと。私自身ももちろん批判はされたくない(笑)」と笑顔も見せつつ、自身の見解を口にした。
「でも、批判の声が選手、チームのレベルアップにつながるヒントがあることも含まれている。実際、気づかされることもある。試合もそうですけど、喜怒哀楽があって、そのなかでサッカーを見てくださっている方々が、心を開放して、ストレス解消してもらえることが我々にとってポジティブではないのかなと。サッカーの魅力の中で、一流のスーパープレーだけを見て喜ぶだけでなく、心をさらけ出せる1つのコンテンツとして考えてもらえたら、社会貢献になると思っています」
森保監督は取材対応するなかでも、日本サッカーの未来を考えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)