2位撃破で7月無傷の4連勝 湘南…どん底残留争いから急上昇、何を変えた?

湘南が畑大雅(3番)のゴールでG大阪に勝利【写真:徳原隆元】
湘南が畑大雅(3番)のゴールでG大阪に勝利【写真:徳原隆元】

湘南はG大阪を倒して16位に浮上

 湘南ベルマーレは7月20日、J1リーグ第24節で2位のガンバ大阪と対戦し、1-0で勝利した。敵地で序盤から湘南ペースに持ち込み、後半38分にDF畑大雅が決勝ゴールをマーク。山口智監督は「興奮している」と喜びを露わにした。チームは7月に入って公式戦4連勝。山口監督の就任後初めてJ1で3連勝と勢いに乗っている。残留争いから上昇しつつある湘南。何を変えたのか、山口監督が語った。

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 灼熱の大阪で歓喜の声が響いたのは湘南のゴール裏だった。試合序盤からペースを掴み、何度も決定機を演出。精度が足らない……という状況から、後半38分にその時が来た。右サイドでボールを持つと、ペナルティーエリア付近でボールをつないで、フリーの畑へ。ファーサイドへ綺麗なシュートが突き刺さり、先制に成功した。G大阪の猛攻も耐え切り、1-0で勝利。これで7月は無傷の公式戦4連勝、J1も3連勝と絶好調だ。

 7月に入るまでは19位で厳しい残留争い、降格圏に付けていた。だが、勝ち点9を積み上げて16位に浮上。2位のG大阪も倒した。チームは何を変えたのか。

「守り方を変えているつもりはない。考え方を変えている。根本的なところは変わっていなくて攻撃に対してもそうですし、苦しい成績を乗り越えながらゲームでどう出せるかだったので。やり方が変えてハマっているとは捉えていない」

 山口監督は話す。この日も「穴をどうつけるか」を徹底。相手がやり方を変えてきても、プレスにいくところ、距離感を保つところのバランスを上手くコントロールした。「ボールの動かし方を含めてよくやってくれた」。山口監督も納得の出来だった。

 ここで一旦中断期間に入る。「残念」というが「流れに乗ってやっていきたい」。ここから反撃に入る湘南スタイル。8月もノンストップで突き進むはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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