電撃引退で「選手に戻ることはないと思ってた」 34歳元Jリーガーが台湾で“復帰”の舞台裏を告白

島川俊郎が台湾で現役復帰へ(写真は2021年)【写真:Getty Images】
島川俊郎が台湾で現役復帰へ(写真は2021年)【写真:Getty Images】

島川俊郎は日本人オーナーが所有する台中FUTUROへ

 今年4月に現役引退を電撃発表した元Jリーガーの島川俊郎は、7月20日に台湾社会人甲級サッカーリーグの台中FUTUROに加入し、現役復帰することを発表した。自身の公式YouTubeチャンネルでは、「お世話になった方はみんな(現役復帰を)喜んでくれた」と明かしている。

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 現在34歳の島川は今季、J1サガン鳥栖からJ2徳島ヴォルティスに移籍。開幕全7試合に出場していたなか、4月1日に現役引退を電撃発表していた。

 引退後はこれまでプロ生活で所属したクラブを訪問したり、元同僚などゆかりのある選手と対談するなど、自身のYouTubeチャンネルに活動の模様をアップしていた。

 そのなかで、元選手である日本人の小森由貴氏がオーナーを務め、湘南ベルマーレや柏レイソルに所属していた元JリーガーのMF高山薫ら日本人選手が複数所属する台中FUTUROからオファーを受けたという。7月17日に連絡を受け、2日後には挑戦の決断したという島川は「5か月間の契約」と明かしている。

「もうサッカー選手に戻ることはないと思っていた」

 島川はそう明かし、「(引退してからの)この4か月、外からサッカーを見ていたけど、サッカーが持つ力の大きさを改めて感じた。いいなと感じたけど、ああ、俺はここには戻れないんだなと、思っていた。人生何があるか分からないですね」と、しみじみと語った。

 台湾社会人甲級サッカーリーグは現在、中断期間で8月に再開予定だという。島川は1週間から10日間は鳥栖で調整し、その後現地へ向かうと語る。

「お世話になった方はみんな(現役復帰を)喜んでくれた。もう一度サッカー選手としてプレーする機会をいただいた台中FUTUROに感謝。リーグ1位みたいなので、気合いで頑張ります」

 覚悟を持って復帰を決めた島川の次なるチャレンジに注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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