宮市亮が感じた手応え「このサッカーをしていれば負けない」 監督交代で感じた“反攻の兆し”
宮市亮は後半26分から途中出場
横浜F・マリノスは7月20日に行われたJ1リーグ第24節でFC町田ゼルビアに2-1で勝利し、2連勝を飾った。前節の鹿島アントラーズ戦(4-1)後、ハリー・キューウェル監督との契約を解除。ジョン・ハッチンソンコーチが暫定監督としてチームを率いたが、特に前半は首位の町田を寄せ付けない戦いぶりで圧倒した。
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この試合に後半26分からピッチに立ったFW宮市亮は、MF天野純が決めた2点目に手ごたえを感じていた。試合を振り返り、「マリノスらしいサッカーができた」と笑顔を見せ、「特に2点目なんかは、本当に僕らが昔やっていたようなワンタッチクロスで、ダイレクトで決めるっていう。ジョン(ハッチソンコーチ)になってから、そこを結構強調していたりしていたので、その形が出たと思います。裏に抜けて、ファーストタッチでクロスを上げるっていうところは、本当に数日間ですけど、すごく徹底していたので、その形をみんなが意識していた」と、ピッチで表現された監督交代の効果を口にした。
横浜FMがシーズン途中に監督交代を行ったのは、実に2008年以来16年ぶり。2021年から横浜FMに所属する宮市にとっても、ここでは初めての経験だった。
そんな激動の1週間を振り返り、宮市は「みんな前向きに、チーム一丸となってやることがすごく大事だった。そういった意味でも監督が代わってからも一致団結した成果が今日は出たと思います」と言い、「チーム全体としてミーティングをして、またイチからちゃんとやっていこうと話してみんなの意識を統一できたと思います」と、監督交代を前向きに受け止められたと強調した。
優勝争いをしている鹿島、町田を連破して中断期間に入るが「対戦相手がどうこうよりも、やっぱり自分たちがどういうサッカーをするかがすごく大事だったので、もう一回、自分たちのサッカーを取り戻して、攻撃的にやれていると思います」と、上位陣を叩いたことよりも、自分たちらしいサッカーを表現できたことに意味があると語った。
そして宮市は、「中断明けにここから連勝していけば、まだまだ上位も見えてくるし、このサッカーをしていれば、負けることもないだろうと思う」と語り、「このクラブはこの順位にいてはいけないクラブ。みんなプライドを持って、マリノスのエンブレムをつけてやっているので、ここからしっかり巻き返したい」と、力強く後半戦の逆転を誓った。
(河合 拓 / Taku Kawai)