J1首位・町田の無敗を「6」でストップ 横浜FM、監督交代も国立でA・ロペス&天野の2発で2連勝
町田が終盤に1点差に詰め寄るも追い付けず
FC町田ゼルビアは7月20日、J1リーグ第24節で横浜F・マリノスと対戦し1-2の敗戦を喫した。町田はリーグ7試合ぶり今季5敗目となった一方、アウェーの横浜FMは指揮官交代も挟みながら連勝を飾っている。
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前節の鹿島アントラーズ戦後(4-1)にハリー・キューウェル監督を解任した横浜FMは、DF加藤聖がDF加藤蓮に代わった以外は、鹿島戦と同じ先発で試合に臨んだ。両チームともなかなか決定機を作れないなか、前半19分にはMF喜田拓也に対して古巣対戦のFWエリキが背後からタックルを仕掛けて倒してしまう。喜田が倒れこみ、このプレーでエリキにはイエローカードが出た。
その直後の前半21分にはFWエウベルのロングボールが町田の最終ラインの裏とGK谷晃生の間に落ちたが、GK谷が鋭い飛び出しを見せてエリア外でボールを処理し、チャンスを作らせなかった。同29分には自陣からボールを運んだ横浜FMが、FWエウベルが距離のある位置からシュートを放つ。ボールはDFに当たってGK谷にキャッチされた。
しかし、直後の前半30分、左サイドからエウベルが中にカットインしてシュートを放つと、ボールがMF下田北斗の手に当たったと判定され、横浜FMにPKが与えられる。このPKをFWアンデルソン・ロペスが谷の逆に決め、横浜FMが先制した。
試合の主導権を握る横浜FMは、前半43分にもチャンスを作り出す。右から左にボールを動かすと最後は加藤蓮の折り返しをMF天野純がゴールに決め、横浜FMがリードを2点に広げて前半を折り返した。
後半のスタートから町田はMFバスケス・バイロンと新加入のMF杉岡大暉をピッチに送り出した。後半の立ち上がり、2点を追う町田が押し込む展開となったが、後半4分に横浜FMもロングボールでカウンターを狙う。FWヤン・マテウスが反応したが、ペナルティエリアを飛び出した谷にボールをクリアされた。
町田は後半8分に左サイドから杉岡が入れたクロスをバスケス・バイロンが受けてシュートを放つがDFにブロックされた。横浜FMは後半13分に天野を下げて、MF西村拓真を投入する。同25分にはFW宮市亮とDF加藤聖の2人を送り出した。町田も後半22分にFW中島裕希、MF芦部晃生、MF柴戸海の3人交代を行う。
両チームがカウンターを仕掛け合う場面もあったなか、町田は後半41分にスローインの攻撃からオーストラリア代表FWミッチェル・デュークがヘディングでゴールを決めて1点差に追い付いた。しかし、町田の反撃もここまで。横浜FMが2-1で勝利し、町田の無敗を6でストップし、2連勝を収めている。