オランダの英雄ファン・バステンが鹿島の守備力と戦術を絶賛 「欧州の大会でも容易にプレーできる」
「日本人選手があそこまでハイレベルなら…」
黄金時代のミランで147試合90得点と活躍し、ルート・フリット、フランク・ライカールトとともに強力ユニット「オランダトリオ」を形成した伝説のストライカーは、現役引退後は指導者の道に進み、オランダ代表やアヤックスなどを指揮してきた。選手、監督としてワールドカップなどの大舞台を経験してきたファン・バステン氏は、GK曽ケ端準や日本代表DF昌子源らが中心となった鹿島の堅守と、石井正忠監督がチームに植えつけた戦術を高く評価。UEFAチャンピオンズリーグなど欧州トップレベルの大会に出場しても、十分に通用すると賛辞を送った。
「鹿島アントラーズのほとんどの選手が日本人だった。もしも、選手があそこまでハイレベルなプレーを見せているのなら、代表は成長する一方だろう。現時点ではアジアの多くの選手が欧州でプレーすることも、選手自身や代表の手助けになる。彼らをより高いレベルへと導くことになる」
ファン・バステン氏は日本人選手が輝きを放った鹿島のメンバー構成から、バヒド・ハリルホジッチ監督が率いる日本代表の未来も明るいと分析していた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2