J1札幌へ移籍浮上の逸材「これは楽しみ」…80m独走ゴールにファン熱視線「合いそう」
補強候補に挙がった24歳日本人アタッカーに熱視線
J1最下位に低迷する北海道コンサドーレ札幌は、残留へ巻き返しを図るべく夏の第2登録期間(ウインドー)で積極補強に出る。すでに3名の新戦力が加わったなか、一部報道で獲得が浮上した日本人アタッカーが話題に。昨年のリーグ戦で生まれた80メートル独走ゴールが改めて脚光を浴びている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
札幌はリーグ戦23試合を終え、2勝6分15敗の最下位に低迷。7月13日のヴィッセル神戸戦(1-1)で連敗を8でストップしたとはいえ、依然として厳しい立場に変わりはなく、今月8日から開いた夏の補強帰還(第2登録期間)において、クラブ史上最大規模となる大型補強へ動くことを三上大勝代表取締役GMが明言している。
すでにDF大﨑玲央、ガーナ人MFフランシス・カン、スペイン人FWジョルディ・サンチェスを獲得。三上GMは報道陣向けのオンライン取材で、守備的な選手、自らゴールに関与できるシャドータイプとFWの計3名を新たに加える意向を明かしていたなかで、一部報道でJ3・FC琉球FW白井陽斗の名前が浮上した。
24歳の白井はガンバ大阪の下部組織から2018年にトップ昇格。しかし、定位置争いに打ち勝てず21年に契約満了を言い渡された。翌年、J2ファジアーノ岡山へ完全移籍も1年で退団。昨年から琉球に加入するとようやく才能が花開き、1年目はリーグ戦28試合3得点、今季はここまで18試合に出場し10得点と、上々の結果を残している。
白井の名を広めるきっかけの1つとなったのは、昨年のリーグ戦で決めた驚愕ゴールだ。アスルクラロ沼津とのホームゲームの前半35分だった。自陣ペナルティーエリア内でルーズボールを拾うとそこから一気にドリブルを開始。スピードに乗った突破で1人、2人とかわし敵陣ゴール前まで運ぶと、独走したまま右足でゴールネットを揺らした。
距離にしておよそ80メートルの鮮烈な一撃は、昨年6月度のJ3月間ベストゴールを受賞。札幌の補強候補として名が挙がると、この得点シーンがSNS上で再脚光を浴び「これは楽しみ」「早そうな選手」「合いそう」との声が。J3で現在2位タイの10得点をマークする売り出し中のアタッカーの去就動向は注目必至だ。