J助っ人がPK献上&一発退場→SNSで判定異議 「シャツ引っ張り」主張も…日本代表OBの見解は?
R・グラッサはルキアンへのプレーで一発退場…栗原勇蔵氏が言及
ジュビロ磐田のブラジル人DFリカルド・グラッサは、7月14日に敵地レモンガススタジアム平塚で行われたJ1リーグ第23節湘南ベルマーレ戦で前半20分にPK献上とともに一発退場となり、チームも0-5と大敗を喫した。R・グラッサは試合後、自身のSNSで判定に異議を唱えたが、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「ファウル(判定)は仕方ない」との見解を示している。
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試合は0-0で迎えた前半16分、湘南FWルキアンが敵陣ペナルティーエリア内でポジションを取り、磐田DFのR・グラッサが背を向けた相手に対峙する形となる。
ルキアンは入ってきた縦パスをワンタッチで流して反転。R・グラッサがルキアンの身体に手をかけたような形になった。ルキアンはピッチに倒れ込んだが、プレーはそのまま続行。試合が止まったのち、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入してファウルの可能性をチェック。小屋幸栄主審はオンフィールドレビューを行い、湘南にPKを与えるとともに、R・グラッサにレッドカードを提示した。一発退場の判定にはR・グラッサも驚きの表情を浮かべていた。
今季リーグ戦21試合に出場している中心選手のR・グラッサを失い、数的劣勢となった磐田は、ルキアンに先制のPKを決められたあとも失点が重なり、今季ワーストの5失点で完敗を喫した。
R・グラッサは試合後にインスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)で、「シャツを引っ張るのは反則じゃないですか? ファウルを与えなかった上に、ペナルティーを決めて退場処分まで与えてくれた。実質的に試合全体を通して1点少ない状況でプレーすることになったこの試合でチームにダメージを与えた。私をこの試合から敗退させただけでなく、次の試合からも敗退させた。このゲームは二度を戻ってこないので、画像を見直して少なくとも私の罰を取り除いてほしいと願っています」と、判定に異議を唱えた。
元日本代表DF栗原氏は、「たしかにルキアンは(R・グラッサの)シャツは持っていますね」と前置きしつつも、「でも、(ルキアンに)上手く反転されてしまったのでホールディングしちゃっていますね」と指摘した。
「ファウル(判定)は仕方ないと思います。ただ、一発退場はたしかに厳しい気もします。ファウルをしていなかったらシュートを打てたから一発退場という判断かもしれないですが」
PKでの失点、数的劣勢により試合展開が大きく変わってしまっただけに、R・グラッサとしては思うところがあったのかもしれない。