長期離脱の神戸DFが1000字超の熱い言葉 サポーターに懇願「もっと声出ます」「もっと雰囲気出せます」

神戸の酒井高徳【写真:徳原隆元】
神戸の酒井高徳【写真:徳原隆元】

酒井高徳は右第4趾基節骨骨折で離脱

 J1ヴィッセル神戸の元日本代表DF酒井高徳は7月11日、右第4趾基節骨骨折と診断されたことが発表され、全治8~10週間の見込みとなった。首位争いを繰り広げるなかで悔しい長期離脱となったなか、自身の公式インスタグラムに1000文字超のメッセージを綴っている。

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 現在33歳の酒井は、2019年に海外からJリーグに復帰。神戸所属6年目を迎えた今季、開幕から21試合連続で出場していたが、6月30日のJ1第21節鹿島アントラーズ戦(3-1)の試合中に負傷。前半43分にピッチを退き、状態が心配されていた。

 結果は右第4趾基節骨骨折により、全治8~10週間の見込み。昨季リーグ王者の神戸はFC町田ゼルビア、ガンバ大阪に次ぐ3位につけるなかで、酒井の離脱は大きな痛手だ。

 そのなかで、酒井は7月14日にインスタグラムで「個人的に思う事が今シーズンはあって投稿を控えようかなと思ってたのですが、怪我のこともあり投稿します」と綴った。

「まずリリースにもあった通り怪我によってチームから離れます。物事には必ず意味があると思っているので自分としてもしっかり向き合う時間にしたいと思います。沢山のご心配やメッセージありがとうございます。

 正直今年のチームに波があるのは中にいても外にいても感じてます。ただそれはそういう年なだけであって本来いい時もあれば悪い時もあるが当たり前、全てが上手くいって運も味方してくれたのが去年それもそう言う年なだけ。自分達は何もまだ得てない、何度も継続的に結果が出て初めて上の立場として試合ができる。たった一度の栄光で自分達の立ち位置を見失っちゃだめ。それはチームが勿論そうであって、もう一つはサポーターもそう。この話は世間一般のチームとサポーターの話ではなくてヴィッセル神戸というチームに対しての発言です。

 誰が今最後の結果を断言出来ますか? 誰も居ません。じゃあどうするのか? 最終節が終わるまで喰らい付こう、思ってる結果が出ないけど全員で最後自分達がなりたい姿だけを想像して闘い続けましょう。あと15試合もある、しかないと考える人もいるけど僕が言いたいのはどちらも気にせずただ優勝する為に一喜一憂せず15試合闘おうヴィッセル全員で。諦めたり一喜一憂してる奴らには結果は付いてこない。絶対に」

 そして、酒井は「負けるのも勝つのもピッチに立ってる11人の責任で誰か1人や誰かの影響で勝敗がある訳じゃない。僕らチームもバラバラにならず継続して諦めず闘います。なので12人目のサポーター達もどんな事があっても最後まで一緒になって僕らの背中を押してください。もっと声出ます。もっと敵が萎縮する位の雰囲気出せます。もっと終盤にチームが勢い付くように後押し出来ます」とサポーターたちに呼びかけた。

「思い切った事を言ってるのは重々承知です。これは一緒に強くなって行く為に自分が思う要求です。なので最後結果が出なかった時は僕らはプロの世界、しっかり批判してブーイングして下さい。こんな事言ってもどちらの結末になる事もあり得る。そこまでの過程がクラブとして大事。ここからもっと一致団結しよう。ヴィッセル神戸に関わる全員で。長くなってすいません…自分は今も選手達を信じてます!!」

 酒井は最後に、「ちなみにこれに関する批判とか否定は残念ながら受け付けておりませんので笑笑」と綴り、和ませていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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