浦和から移籍視野も…レギュラー奪取でパリへ レフティーSBが見据える五輪「貢献したい」

浦和の大畑歩夢【写真:徳原隆元】
浦和の大畑歩夢【写真:徳原隆元】

浦和DF大畑歩夢はパリ五輪代表として世界と戦う

 浦和レッズのパリ五輪代表DF大畑歩夢は、7月14日のJ1リーグ第23節京都サンガF.C.戦にフル出場。このゲームを最後にパリ五輪へ向けて出発するが、「チームが勝つために貢献したい」と大会への思いを話した。

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 大畑はサガン鳥栖の下部組織からトップ昇格し、2022年に浦和へ移籍した。そこからの2シーズンはなかなかレギュラーに定着できず、五輪シーズンになる今季へ向けては環境を変える選択肢も頭にあったと話したこともある。それでも、U-23日本代表の大岩剛監督も沖縄県トレーニングキャンプでの浦和のトレーニング会場を訪れて大畑の様子を常に気にしていた。

 浦和でのプレーを決断しての今季序盤はペア・マティアス・ヘグモ監督が「ハムストリングに不安があった」と話した要素もあり、コンバートされたMF渡邊凌磨がスタメン出場を続けた。それでも4月に始まったパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップに招集されると好プレーを見せた。代表活動後は浦和でのプレー時間も増え、レギュラーを獲得して良い流れのままパリ五輪へ出場する。

 ヘグモ監督は試合後会見で大畑について「先ほどロッカーでも選手に話したが、明日朝に大畑歩夢が五輪のメンバーとして出発する。日本を代表して戦う彼を見るのを楽しみにしている」と話した。自身も「パリを見据えてずっとやってきて、今日、明日から(代表に)切り替えていく」と話した。

 本大会への展望として「チームが勝つために守備や対人、攻撃で貢献したい」と話した大畑は、貴重な左利きサイドバックとしてメダル獲得を目指す大岩ジャパンで全力を尽くしていく。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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