【高校サッカー】全国高校サッカー選手権4強出そろう 関東勢が3校

ZONE WEB

流通経大柏はU-19日本代表2選手擁する前橋育英と対戦

 第93回全国高校サッカー選手権大会は5日、ベスト4が出そろった。フクアリと駒場の2会場で行われた準々決勝第1試合は前橋育英が京都橘を4-0で破り、星稜が履正社に1-0で競り勝った。第2試合は、流通経大柏が立正大湘南に3-0で快勝し、日大藤沢が静岡学園を2-1で逆転で制した。
 ここまで苦戦が続いていた優勝候補の流通経大柏は、立正大湘南に走り勝った。
 前半25分、来季FC東京に内定しているDF小川諒也(3年)がゴール中央からのFKを狙う。相手GKが弾いたところに、二戦連続先発出場の渋谷峻二郎(3年)が素早く反応。右足で押し込み、先制点を挙げた。さらに、同31分には「前日に練習した」(本田裕二郎監督)というセットプレーでDF山田健人が追加点を挙げる。
 そして、後半21分にはFW高沢優也が二戦連続となる今大会3得点目を決めてダメ押し。守っては80分間集中が途切れることがない守備で立正大湘南の攻撃を完封した。
 主将のDF広滝直矢(3年)は、「沢田と、浅沼の2人が献身的にボールを拾ってくれるので2次攻撃ができている」と言い、ダブルボランチの好守をたたえた。そして、「僕たちは、どのチームよりも運動量が多い」と胸を張った。
 準決勝は10日、埼スタで行われ、初の4強入りした日大藤沢と3年連続4強入りの星稜が第1試合を行う。07年度以来の優勝を目指す流通経大柏は、第2試合でU-19日本代表のMF鈴木徳真(3年)と、MF渡辺凌磨(3年)らを擁する前橋育英の華麗なパスサッカーに対し、前線からのプレッシングスタイルで挑む。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング