パリ五輪出発前になぜベンチ外? 期待MF欠場の理由…監督言及「多少の張りがあったようだが」
FC東京の荒木遼太郎は7月13日の新潟戦を欠場
パリ五輪を戦うU-23日本代表に選ばれたFC東京のMF荒木遼太郎は、7月13日に行われたJ1リーグ第23節アルビレックス新潟戦(2-0)でベンチ外となった。ピーター・クラモフスキー監督は、「フレッシュな選手を起用するのが今節の意図」と説明し、五輪出場に向けた影響は全くないことを強調した。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
今シーズン、鹿島アントラーズから期限付き移籍で加入した荒木は、トップ下やゼロトップで出場し、ここまで公式戦17試合で6ゴールを記録している。その活躍により大岩剛監督の率いるU-23日本代表に復帰し、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップにも出場してチームの優勝に貢献した。
チームメイトのGK野澤大志ブランドンとともに7月26日に開幕するパリ五輪のメンバーに選出された荒木だが、U-23日本代表活動前、最後の公式戦となった新潟戦はベンチ外に終わっていた。
FC東京のクラモフスキー監督は、荒木欠場の理由を問われると「私たちは7日間で3試合を戦ってきました。また、彼は今シーズン多くの試合をこなして、素晴らしいものを出してくれています。クラブが誇りに思えるプレーをしたことで、代表にも選ばれました。今日は可能な限り、我々はフレッシュな選手を使おうと思っていたし、彼がオリンピックでプレーすることを楽しみにしています。それは大志(野澤大志ブランドン)も同じです」と説明し、荒木の負傷の有無については「多少の張りがあったようだが、可能な限りフレッシュに戦おうとした結果です」と、繰り返した。
この試合後、パリ五輪を戦うU-23日本代表に向かう荒木だが、チームの勝利を見届けて56年ぶりのメダルを目指す戦いに挑むことになった。
(河合 拓 / Taku Kawai)