“アマチュア最高峰”JFL開幕! 岡田オーナーの今治は敵地ドロー、“闘将”柱谷監督の八戸は白星発進
開幕戦8試合が一斉に開催 昨季王者Honda FCは3得点で快勝
日本フットボールリーグ(JFL)は5日、2017シーズン開幕戦となるファーストステージ第1節が各地で開催された。全8試合が13時に一斉にキックオフされたなかで注目を集めたのは、元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーを務め、今季からJFLに昇格したFC今治と、昨季ファーストステージ王者の流経大ドラゴンズ龍ケ崎との試合だ。
元U-17日本代表監督の吉武博文氏が率いる今治は、敵地に乗り込みJFL初陣を迎えたが、立ち上がり早々の前半9分に失点。1点を追う展開のなか、後半に入ってからスコアを動かす。同17分にMF金子雄祐が同点ゴールを決めると、同30分にはDF中野圭が勝ち越し弾。だが、その6分後に失点し、試合はそのまま2-2のドローに終わった。白星発進を逃したものの、将来的なJリーグ昇格を目指す今治にとっては、初の全国リーグ参戦となるJFLで大きな一歩を踏み出す勝ち点1となった。
その他の会場では、昨季年間優勝のHonda FCがセレッソ大阪などで活躍した36歳の“レジェンド”FW古橋達弥の先制ゴールを皮切りに、ラインメール青森から3得点を奪い快勝。FC大阪は現役時代に柏レイソルなどでプレーした薩川了洋監督が率いる奈良クラブに4-0と大勝。今季から元日本代表DFの“闘将”柱谷哲二監督が就任したヴァンラーレ八戸は、敵地で東京武蔵野シティFCに2-1で勝利している。
今季のJFLはファーストステージが6月末まで全15試合で争われ、7月から11月までセカンドステージを開催。各ステージ王者がチャンピオンシップを戦い年間王者が決定する。
ファーストステージ第1節の結果は以下のとおり。
Honda FC 3-1 ラインメール青森
流経大ドラゴンズ龍ケ崎 2-2 FC今治
ホンダロックSC 2-2 ヴィアティン三重
FC大阪 4-0 奈良クラブ
MIOびわこ滋賀 2-0 FCマルヤス岡崎
東京武蔵野シティFC 1-2 ヴァンラーレ八戸
ヴェルスパ大分 1-1 ブリオベッカ浦安
栃木ウーヴァFC 0-1 ソニー仙台FC
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images