日本代表MF、プレミア初上陸も…「得点とアシストに絡める」 恩師と再会で溢れた自信
クリスタル・パレス移籍の鎌田大地、クラブ公式サイトで初のインタビュー
日本代表MF鎌田大地は、昨シーズン限りでイタリア1部ラツィオを退団し、イングランド1部クリスタル・パレスに移籍した。クラブの公式サイトで初のインタビューを行った鎌田は、「新たな歴史を作りたい」と意気込みを語っている。
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2017年から23年までドイツ1部フランクフルトで過ごした鎌田は、昨シーズンはセリエAに初挑戦し、新シーズンからはプレミアリーグに戦いの舞台を移すこととなった。クリスタル・パレスへの加入を選んだ理由について、鎌田は「最も大きな理由の1つは、オリバー・グラスナー監督だ。それは間違いない。僕があまり(イタリアで)試合に出られていない時も、僕に連絡をくれてアドバイスをくれた。やり取りのなかで、彼からの信頼を感じることができた」と、コメントした。
さらに「付け加えると、クリスタル・パレスには才能のある選手がたくさんいて、グラスナー監督が就任した昨季からは、チームは良い成績を残している。監督は僕にこのクラブで新しい歴史を作りたいと言っていた。僕にとっても、そのプロジェクトは素晴らしいものだと感じたし、クリスタル・パレスの新たな歴史を築けたら素晴らしい。それがここに来ることを決めた最大の理由でもある」と、フランクフルト時代に共闘した監督との共通する目標を明かした。
ピッチ上でも指揮官の要求に応えられると自信を見せる。「フランクフルトで一緒だった頃から、僕はピッチで監督が求めることを表現できていたと思う。この点からも彼は僕に多くの信頼を寄せてくれた。僕は彼と2年しか一緒に仕事をしていないし、短い時間だと思う。関係性には良い時も悪い時もあったが、彼は素晴らしい監督だと思うし、人間としても尊敬している。自分の長所が何かを説明することは難しいが、監督がピッチで求めることを表現できて、チームのためにプレーできることもある。僕だけじゃなく、日本人選手の多くの特徴だけれどね。また、ほかのMFよりも多くの得点とアシストに絡めると思うし、それでチームを助けたい」と、意気込んでいる。
そして、「プレミアリーグで多くのクラブは、来シーズンの欧州大会の出場権を得ることを目標にしていると思う。そこにも貢献できたらと思う。僕がドイツにいた時、フランクフルトはカップ戦で大成功を収めた。クリスタル・パレスにとってもカップ戦はタイトルを獲得する大きなチャンスだと思うし、そうしたタイトルを勝ち取る大きな目標をもってこのチームでプレーしたい」と、フランクフルト時代以来となるタイトル獲得への意欲を語っている。
これまで欧州カップ戦に出場したことのないクリスタル・パレスだが、鎌田は恩師とともに新たな歴史を作ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)