鎌田大地の起用法に「疑問が残っている」 ついにプレミア上陸も…主戦場巡る現地見解
今夏クリスタル・パレス加入、フランクフルト時代の恩師と再会で起用法注目
日本代表MF鎌田大地はこの夏にイングランド1部クリスタル・パレスに加入した。フランクフルト時代の恩師、オリバー・グラスナー監督と再会したことでその起用法にも注目が集まる。
昨季プレミアリーグで10位と躍進したパレスは主力だったフランスのパリ五輪代表FWミカエル・オリーズがバイエルン・ミュンヘンに移籍。さらにイングランド代表FWエベレチ・エゼらにも移籍の噂が浮上している。そのなかにあって経験豊富な鎌田は目玉補強の1人となるが、英地元メディア「WE ARE PALACE」は「グラスナーが彼(鎌田)をどこでフィットさせるのかという疑問が残っている」と特集している。
同メディアは「現時点ではオリーズが以前までいた場所に収まるだろう」と前線の一角での起用が最有力だと予想している。グラスナー監督は3-4-2-1システムを主に採用しており、オリーズはその中で2シャドーの一角としてプレーしていたため、鎌田もそこで起用される可能性が高いと予想されている。
だが、それと同時に「しかし、アントニオ・ヌサ(クラブ・ブルージュ)やジェイデン・フィロジーン(ハル・シティ)とのつながりを考えると、これは長期的なオプションではないようにも見える」とパレスがほかのアタッカーの獲得に動いているという事実も踏まえ、中盤で起用されるオプションも有力視されている。「鎌田は中盤でアダム・ウォートンのパートナーになる可能性もある。そこではより前に出る許可を与えられるだろう」と3列目から攻撃に厚みをもたらす存在としての期待もあるようだ。
中盤には選手が揃っていることから、熾烈なポジション争いが待っているとの指摘がありつつも、記事では「グラスナーにはプランがあるに違いない。この2人の関係の良さを考えれば、プレーさせないのに鎌田を獲得することはしないだろう」と指揮官からの信頼が強調されている。
ポジションにとらわれることなく個性を発揮できる点が鎌田の強みの1つ。初挑戦のイングランドでは、どのように起用されるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)