“成熟した”ミランに本田の居場所なし… 屈辱の11戦連続不出場も試合後は報道陣に笑顔
3-1の快勝にモンテッラ監督も自画自賛 「勝利にふさわしい」
ACミランの日本代表FW本田圭佑が、4日の本拠地キエーボ戦でリーグ戦11試合連続の出番なしに終わった。右ウイングのエースFWスソが前半34分に故障するアクシデントに見舞われながら、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は本田に声をかけず。代わりに1月の移籍市場でジェノアから獲得したFWルーカス・オカンポスが投入され、PKを獲得するなどの活躍を見せて存在感をアピールした。ベンチ要員のなかでもさらに序列を下げた感のある苦境の10番だが、試合後は吹っ切れたかのような笑顔を見せていた。
3-1で勝利したキエーボ戦。パンキナーロ(ベンチ要員)という有難くない異名を冠された本田の立場は、より一層厳しくなった。
今季エース級の働きを続けてきた大黒柱スソの控えという立ち位置だったはずが、スソ故障時にモンテッラ監督がピッチに送り出したのは背番号10のレフティーではなかった。ピッチに投入されたMFオカンポスは後半37分にPKを獲得。FWジャンルカ・ラパドゥーラがこれを成功させ、3-1の勝利を飾った。
試合後の記者会見でモンテッラ監督は「とても嬉しい。勝利にふさわしい。チームは成熟した。後半はたくさんゴールチャンスを作って、試合を締めくくることができた」と自画自賛。本田の力を借りることなく、勝ち点50に伸ばしたチーム状況に満足する一方、「試合ごとにチームは成長している。これ以上のところへ行かなければならない」と語っていた。
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