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Jでも活躍する女性審判員、パリ五輪へ“自信” 山下良美レフェリー「3人で積み上げてきた」
パリ五輪参加の山下良美、坊薗真琴、手代木直美の審判員3名が取材対応
パリ五輪のサッカー競技に審判員として参加する山下良美、坊薗真琴、手代木直美の審判員3名が、7月13日になでしこジャパン(日本女子代表)がガーナ女子代表と国際親善試合を行う金沢ゴーゴーカレースタジアムで試合前に取材対応を行った。
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すでにJリーグでも審判員として活動している3名は、今年1月には男子のアジアカップにもアポイントを受けた。また、五輪は前回の東京大会から2大会連続、2019年と23年の女子ワールドカップ(W杯)も合わせると4大会連続でトリオとしての主要国際大会への参加となっている。
山下審判員は「今までのサッカーに関わってくださったすべての方の思いや感謝の気持ちをフィールドの上で表現できるように、また今まで審判員として培ってきたこと、フィールドでもそれ以外の面でも精いっぱい発揮できるように頑張りたい」として、「このトリオの中だと年下になるけれども、フィールド上ではそれを気にせず主審として立てるのは2人が作ってくれる雰囲気や空気感だと思う。3人でやってきた試合や大会もたくさんあるので、そこで積み上げてきたものが無意識にあるという自信もある」と話した。
坊薗審判員は「五輪という世界的な素晴らしいイベントに審判員として参加できることを嬉しく光栄に思う」として、「サッカーだけでないスポーツの素晴らしさを現地で体感できればいいと思うし、審判員としてスポーツに関わることができる、このような関わり方もあると活動を通して知ってもらえれば嬉しい」とも話した。
単独参加した16年リオデジャネイロ五輪から3大会連続となる手代木審判員は「他競技を多く見ることができるし、ラウンジやレストランですべての競技を映してくれる。日本は柔道や空手が強いけれども、他国の人からは競技の内容やルールを聞かれることもある。そういう形で日本ならではのスポーツを知ってもらえることもあるし、こちらから他国で力を入れているスポーツを知ることもできるので、現地の審判員との交流で学べたらと思う」と、五輪ならではの環境について話していた。
日本人審判員がなでしこジャパンの試合を担当することはないが、坊薗審判員は「なでしこジャパンが五輪でメダルを獲ることを私たちもファンとして、現地で見られるかは分からないが活躍を期待して祈りながら、それとともに私たちも力を出せたらと思う」と、ともに戦うサッカーファミリーとしてのエールも送りつつ大会への意気込みを話していた。
パリ五輪のサッカー競技は現地時間7月24日に男子の開幕戦が行われ、翌日に女子が開幕。決勝戦は男子が8月9日、女子が8月10日に予定されている。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)