世界屈指DFの“後継者21歳”に英注目 リバプール、主将流出危機も…衝撃の酷似データ「98.6」
ファン・ダイクの去就に注目が集まる
日本代表MF遠藤航が所属するイングランド1部リバプールでは契約が残り1年となったオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの去就が注目を集めている。退団となれば大きな戦力ダウンは免れないが、地元紙「リバプール・エコー」は頼れるキャプテンの後継者候補はすでにクラブ内に存在していると21歳DFに熱視線を注いでいた。
2018年からリバプールでプレーするファン・ダイクは現行契約が残り1年を切った。恩師ユルゲン・クロップ前監督がチームを去ったこともあり、今夏に退団するのではという噂も浮上している。
現地時間7月10日に行われた欧州選手権(EURO)の準決勝でオランダがイングランドに1-2で敗れた。EUROからの敗退が決まったこの試合後に、ファン・ダイクは自身の将来について「今は少しも考えていない。クラブレベルと代表選手として自分が何をしたいのか、この夏に慎重に考えたい」と語っていた。
もし主将のファン・ダイクが退団することになれば、リバプールは最終ラインの柱を失うことになるが、「リバプール・エコー」紙は「リバプールにはすでに高額移籍金を節約できるだけのファン・ダイクの代役が存在している」と見出しを打って特集。そこで、世界屈指のセンターバックの一人に数えられる33歳の後継者候補としてイングランド代表DFジャレル・クアンサーの名前を挙げている。
記事によれば、各選手の試合への影響度を計る分析ツール「Macro Football’s player impact tool」で特徴が似通った選手を調べることができ、そこで欧州5大リーグ内でファン・ダイクと最も似ている選手がクアンサーだという。その類似性は98.6%と評価されている。このデータを受けて同紙は「リバプールはイブラヒマ・コナテやジョー・ゴメスも含めたセンターバックの強化オプションを考えているかもしれないが、もしも彼らがファン・ダイクと似た特徴を持っている選手を探しているのであれば、それはすでにクラブにいて、後継者プランの一環として彼から直接学んでいるところだろう」と伸び盛りの21歳に次期ディフェンスリーダーとして大きな期待を懸けていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)