菅原由勢はサウサンプトンへの移籍が確実視される

　オランダ1部AZアルクマールに所属する日本代表DF菅原由勢はイングランド1部サウサンプトンへの移籍が迫っており、報道が過熱している。スペインのコンサルタント会社が提供するデータベース「Driblab」は菅原の昨季データを公開。攻撃力の高さを伝えている。

　菅原は2019年にAZに加入し、オランダで5シーズンを過ごした。契約が残り1年となった今夏にステップアップの移籍が確実視されていたなか、現地時間7月10日に移籍市場のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏は同日に菅原がサウサンプトンでメディカルチェックを受け、その後に契約を結ぶとレポートした。

　菅原に対してはイタリア1部インテルなど複数クラブの関心が伝えられていた。そのなかで「Driblab」は菅原がオランダ屈指の“攻撃的サイドバック（SB）”だったとデータを持って示した。「菅原由勢は昨シーズンのエールディビジで最高の攻撃的サイドバックの一人だった」として1500分以上出場したほかの選手と比較。90分でのプレー貢献度（xT）は1位、アシスト期待値（xA）は2位。チャンスクリエイト数で2位と軒並みリーグ上位を記録。リーグ平均値と比較しても、突出した攻撃力が一目に分かるグラフも公開している。

　守備に課題は見られるものの、オランダで磨いた武器を新天地で発揮できるか、期待が懸かる。