コパ準決勝で主将MFハメスが激怒! 主審に抗議で“とばっちり”イエロー…大荒れ展開に場内騒然

コロンビア代表のハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】
コロンビア代表のハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】

ロンビアはウルグアイと準決勝で激突

 南米選手権(コパ・アメリカ)は現地時間7月10日に米ノースカロライナ州シャーロットでコロンビアとウルグアイによる準決勝が行われ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが激怒してイエローカードを提示された。

 今大会は南米サッカー連盟所属の10チームに、北中米カリブ海地区からネーションズリーグの上位6チームを加えた全16チームで開催。米国で4チームずつ4組のグループリーグと、上位2チームずつが進出する準々決勝以降の戦いが行われる。

 試合開始から白熱した展開。稀代の戦術家として知られるマルセロ・ビエルサ監督率いるウルグアイはFWダルウィン・ヌニェスが立て続けに決定機を生み出すも、枠を捉えられず先手を奪えなかった。そのなかで、コロンビアが先制に成功。MFハメス・ロドリゲスのコーナーキック(CK)をファーサイドのMFジェフェルソン・レルマが頭で決めた。

 だが、前半アディショナルタイムに再び試合が動く。すでに1枚イエローカードを受けていたDFダニエル・ムニョスがMFマヌエル・ウガルテを肘打ち。2枚目の警告となり、退場を強いられた。

 後半に入ると、試合はさらにヒートアップ。数的不利に陥ったコロンビアは同10分、敵陣の右サイド深くで相手と交錯してMFリチャード・リオスがピッチ上に倒れているままの状態でメキシコ人主審セサル・ラモス氏がウルグアイボールでの試合再開を指示。これをコロンビアが守ってプレーが切れたタイミングで痛んだリオスの治療のためメディカルスタッフにピッチ内へ入る許可をラモス主審が出すと、この流れにハメスが激怒。主審に詰め寄ったが、ラモス主審は即座にイエローカードを提示した。

(写真は「ESPN FC」公式Xより)
(写真は「ESPN FC」公式Xより)

 痛んだリオスはこの後すぐにプレー続行不可能で交代し、ハメスも前半に退場者を出して10人になっていることからも同時交代でベンチへ下げられた。場内は一時騒然に。ハメスも荒れた展開で感情的になる場面が多く見られた。再開前にリオスの状態を主審が確認していれば必要のなかった抗議だっただけに、ハメスにとってはとばっちりだった。

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