イングランド代表はアディショナルタイムのゴールで劇的な勝利を飾り、決勝に進出

　サッカーの欧州選手権（EURO）は11日、ドイツ・ドルトムントで準決勝1試合が行われ、イングランド代表がオランダ代表に2-1で勝利し、悲願の初優勝に王手をかけた。後半アディショナルタイムでの決勝弾という劇的な決着となった一戦で、中継映像に映り込んだイングランド代表の勝利に歓喜する世界的な有名アーティストの姿にも注目が集まった。

　前半7分にオランダに先制を許したイングランドだったが、前半15分、ボレーシュートを狙ったFWハリー・ケインの足に、オランダDFデンゼル・ダンフリースの足が接触。VARの結果、PKの判定となり、これをケイン自ら決めて同点に追い付いた。

　同点のまま突入した後半アディショナルタイム。イングランドはガレス・サウスゲート監督がケインに代わって投入したFWオリー・ワトキンスが右足で放ったシュートが逆サイドに突き刺さり、これが決勝ゴールとなった。指揮官の采配もズバリと的中し、イタリア代表にPK戦の末に敗れた前回大会に続く、2大会連続での決勝進出を決めた。

　イングランドの選手たちが歓喜の輪を作る中で、スタンドのイングランドサポーターたちも大盛り上がり。そんななかで中継のカメラに抜かれたのは、イングランド代表の勝利に笑顔を浮かべる世界的アーティストのエド・シーランさん。イングランド生まれで、プレミアリーグ昇格を果たした地元クラブ・イプスウィッチのユニホームスポンサーを務めることでも知られるサッカー好きで、イングランド代表のユニホームに身を包んで勝利を喜んでいた。

　SNS上ではイングランド代表の勝利を喜ぶシーランさんの姿に「安定のエド・シーラン」「またエドシーラン来てる」「嬉しそう」「エド・シーラン観戦してたのマジでオモロい」「エドシーランいた」とのコメントが殺到。X（旧ツイッター）のトレンドに「エドシーラン」があがるほどの注目を集めていた。