J2千葉が下剋上! 天皇杯3回戦でJ1のFC東京を撃破…延長戦突入も2-1勝利

延長前半に勝ち越しゴールを決めた呉屋大翔【写真:Getty Images】
延長前半に勝ち越しゴールを決めた呉屋大翔【写真:Getty Images】

FC東京は2年連続で下部カテゴリーに黒星

 天皇杯は7月10日に各地で3回戦を行い、フクダ電子アリーナではJ1のFC東京とJ2のジェフユナイテッド千葉が対戦した。試合は1-1のまま延長戦に突入。延長前半開始早々に勝ち越した千葉が、そのまま2-1でカテゴリーが上のFC東京に勝利している。

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 試合前には千葉のサポーターとFC東京のサポーターがチャント交換をする場面もあり、そのなかでFC東京のサポーターが「オレたちJ1!」と、J2降格から15シーズン目を迎えた相手を揶揄する場面もあった。しかし、試合が始まると前半はJ2クラブが優勢に試合を進める。

 チャンスの数で圧倒した千葉だったが、ゴールを決めきれずに0-0のまま後半に突入する。ハーフタイムに雨が強く降り出して迎えた後半5分、FWジャジャ・シルバからの縦パスを受けたMF松木玖生が左足でボールをトラップしながら前を向き、DFに身体を寄せられながらも左足でゴールネットを揺らし、FC東京が先制した。

 両チームが選手交代を行うなか、FC東京は途中出場したFW野澤零温やFW俵積田晃太が個の力でチャンスを作り出し、選手層の厚さを見せる。しかし追加点を挙げられないでいると、1点を追う千葉が攻勢を強めていく。後半29分にスルーパスを受けたDF日高大の放ったシュートは、右ポストに嫌われたが、同34分には中央からFC東京の守備を崩しにかかり、MF林誠道が同点ゴールを決めて1-1に追い付いた。

 その後は両チームともチャンスを決められず、試合は延長戦へ。延長前半開始1分も経たないなか、千葉は左サイドから仕掛けてチャンスを作るとGK波多野豪がシュートを弾いたところに詰めていたFW呉屋大翔が押し込んで逆転に成功する。

 FC東京もFW仲川輝人、DF徳元悠平を投入して総力戦に出るが、千葉のゴールを脅かす場面を作り切れない。延長後半6分にはDF木本恭生を投入して、センターバックのDF岡哲平を最前線に置くパワープレーを仕掛けたが、最後まで追い付くことはできずに試合終了。昨年も4回戦でJ2のロアッソ熊本に0-2で敗れて敗退したFC東京は、今年もJ2クラブに敗れて大会を去ることとなった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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