電撃浦和入りの真相は? 数年前にも交渉…逸材23歳が明かす理由「必要としてくれるところで」
浦和は来年のクラブW杯出場権を保持「それも決め手の1つに」
浦和レッズは10日、さいたま市内で公開練習を行い、新たにチームに加入したMF本間至恩が取材に応じた。2022年までアルビレックス新潟でプレーしていた本間は、浦和入りの理由について「ずっと追ってもらっていた」とコメント。また、浦和がすでに手にしている2025年のクラブW杯出場も「決め手の一つになった」と明かした。
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本間は新潟の下部組織からトップ昇格し、2019年から2022年夏まで主力としてプレーした。その後、ベルギー1部クラブ・ブルッヘに移籍したが、セカンドチームの所属となり、トップでのチャンスは多く得られなかった。そんな状況の中、7月1日に浦和入りが発表されていた。
すでにチームに合流して2週目に入っている本間は、再び日本でプレーすることについて「ヨーロッパにチャレンジし、レベルが高くファーストチームでは少ない時間しかプレーできなかった。もう1回やり直すという意味でも」と“再スタート”の意味合いも込めた決断だったという。
選択肢の中で浦和を新天地に選んだのは「(新潟での)2年目か3年目の時にも一度、話をしてくれたことがあり、ずっと追ってもらっていた。プレーするなら、そういう信頼関係というか、追ってくれる、必要としてくれるところでやる方がいい」と、浦和が過去にも関心を示していたことが理由の1つになったことを明かした。
また、新たに開催されるクラブW杯への出場が決まっており「4年に1回の大きな大会で、キャリアの中でも大事。それも決め手の1つになった」とも話した。
日本と欧州のシーズン制の違いから、欧州では本来、まだキャンプが始まるくらいの時期だけに「練習試合でも、まだ息が上がるのも早いし、ボールタッチも少し感覚のズレがあった」という現状にある。それでも「完璧でなくとも、試合に出る準備はしている」とも。登録上は7月14日に行われるJ1第23節の京都サンガ戦から出場が可能になる。
背番号は、空き番号の中から若き日にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがつけていた姿に憧れた「19番」を選んだ。キャリアの仕切り直しの意味も込めつつ、浦和で躍動する姿が見られることが期待される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)