挑発にも“回答”「しゃべれ!」 16歳ヤマル、仏代表MFの煽り→ゴールで仕返しに海外注目
スペインはフランスを破って決勝に進出
欧州選手権(EURO)は現地時間7月9日に準決勝の試合が行われ、スペインがフランスに2-1の逆転勝ちを収めた。同点ゴールを奪ったスペイン代表FWラミン・ヤマルは、前日会見でフランス代表MFアドリエン・ラビオに挑発された“仕返し”を試合後のカメラに向かって行ったとスペイン紙「マルカ」が報じた。
前日会見でラビオは16歳のヤマルについて「彼はプレッシャーをコントロールしているし、質が高い。クラブレベルでも主要大会でも能力の高いプレーをしている。だが、準決勝でプレーするのはいつでも複雑なもの。彼にプレッシャーを掛け、快適にプレーをさせないつもりだ。ヤマルが決勝でプレーしたいなら、これまで以上を見せないといけないね」とコメントしていた。
これに対してヤマルはインスタグラムに「チェックメイト、と言える時にだけしゃべればいい」と投稿してラビオへの姿勢を示していた。
そして試合では0-1のビハインドで迎えた前半21分、ヤマルは大会史上最年少の16歳362日でのゴールとなる左足のミドルを決めた。インフロントで巻き込むようにギリギリのコースに落ちてくる芸術的な一撃だった。そして、4分後にはFWダニ・オルモが勝ち越しゴールを決めた。
ヤマルはこの試合のベストプレーヤーにも選出され、ラビオの挑発に結果で示した。そして、「マルカ」紙によると試合終了後にヤマルは中継カメラに向かって「しゃべれ! しゃべれ!」とラビオの挑発に対して“回答”したとしている。
14日の決勝の舞台ではオランダとイングランドの勝者と対戦する。ヤマルは13日に17歳を迎える。自らのゴールで大舞台へと駒を進めることになった。
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