スペイン、3大会ぶりEURO決勝進出! 16歳ヤマルが最年少得点…優勝候補フランスを2-1で下す
16歳ヤマルが大会史上最年少ゴールを20年ぶりに更新し勝利に貢献
スペイン代表は7月9日、欧州選手権(EURO)準決勝でフランス代表と対戦し、2-1で勝利した。1点リードされる前半21分にはスタメン出場したスペイン代表FWラミン・ヤマルが大会史上最年少の16歳362日でゴールを決めた。スペインは3大会ぶり決勝進出を決め、2012年大会以来、史上最多を更新する4度目の欧州制覇を目指す。
グループステージを3連勝と1位通過したスペインは、決勝トーナメント1回戦でジョージア代表(4-1)、準々決勝でドイツ代表(2-1)を破り準決勝へ。一方フランスはグループステージを1勝2分で2位通過すると、決勝トーナメント1回戦でベルギー代表(1-0)、準々決勝でポルトガル代表をPK戦の末破り、スペインとの一戦に臨んだ。
試合は序盤から激しく展開。まず先手を掴んだのはフランスだった。前半9分にフランス代表FWキリアン・ムバッペのクロスからFWランダル・コロ・ムアニが頭で合わせて先制。それでもスペインが反撃。同21分にヤマルが歴史に名を刻んだ。ゴール正面やや右よりでボールを受けたヤマルは左足に持ち替えて振り抜くと、シュートは綺麗な弧を描きながらゴール左ポストに直撃してネットを揺らした。
ヤマルのゴラッソは16歳362日として大会史上最年少ゴールを更新。これまでは2004年大会でスイス代表MFヨハン・フォンランテンが打ち立てた18歳4か月20日で、20年ぶりに記録を更新した。
さらに、立て続けにスペインが攻め立てる。同25分にFWダニ・オルモが華麗なトラップからシュートを放つと、相手DFに当たりながらもゴールにねじ込み勝ち越し。後半はフランスの猛攻を耐えきって、2-1のスコアで終えた。
スペインの決勝進出は2012年大会以来で12年ぶり。相手は10日(日本時間11日未明)に行われる準決勝オランダ対イングランドで決まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)