後半45分、闘莉王が移籍後初ゴール! 徳島戦1-0勝利…前節ミスも意地の一撃「取り返そうと思った」
後半途中から1トップにシフト、右足のダイレクトシュート
J2京都サンガに今季新加入した元日本代表DF田中マルクス闘莉王が4日の第2節本拠地、徳島ヴォルティス戦の後半45分に移籍後初ゴールを決める活躍で1-0勝利の立役者となった。
闘莉王は3バックの中央で最終ラインを統率し、0-0のままチームが攻め手を欠くなか後半30分に前線にシフト。パワープレーに出る形となり、1トップでロングボールのターゲットとなった。
そして後半45分、超攻撃的DFの異名に相応しい決定力を見せつける。味方のポストプレーからエリア内でパスを受けると、ダイレクトで右足シュート。自身J2通算11得点目(44試合出場)は、圧巻の決勝弾となった。流れ込むベンチメンバーら同僚と抱き合って喜びを爆発させた闘将は、布部陽功監督とも熱い抱擁を交わした。
「前節自分のミスでチームが負けてしまった。心が痛かった。こんなにどうしようもない俺でも眠れない日が続いていた。なんとかして取り返そうと思った。不細工な試合で申し訳ない。みんなと強いサンガをどうにか作っていきたい」
試合後はしみじみと言葉をつないだ。2月26日の開幕山形戦ではPK献上で1-2負けと悔しい船出となっていた闘将は、意地の一撃でマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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