大型補強のFC東京が開幕2連勝! 森重と中島のゴールで大宮を2-0と撃破

 

前半劣勢も粘り強く耐えて勝利 大久保嘉の移籍後初ゴールは持ち越し

 FC東京は4日、J1第2節の大宮アルディージャ戦に臨み、日本代表DF森重真人のミドルシュート、MF中島翔哉の追加点で2-0と勝利。開幕2連勝を飾った。

 開幕戦で昨季J1王者の鹿島アントラーズを相手に敵地で1-0と勝利したFC東京。この日はキックオフ前に東京都知事の小池百合子氏がスタジアムを訪れ、激励のメッセージを送るなど味の素スタジアムが沸き立つなかで、最前線に大久保嘉を置く布陣でスタートした。

 しかし前半は、鋭い出足の守備からショートカウンターを仕掛けた大宮のペースで試合は進む。前半17分にはペナルティーエリア内右に進入したFW江坂任がニアサイドに鋭いシュート。これはFC東京の新守護神GK林彰洋がセーブしたものの、同29分には直接FKからMF大山啓輔がボール数個分ゴール右に外れる一撃を放つなど、アウェーチームが押す展開となった。

 ハーフタイムで篠田善之監督から「焦れずに我慢強く続けていこう」とのメッセージを送られたFC東京は、後半に入ると攻勢を仕掛けて、同9分にはMF中島翔哉をピッチに送り出すなど1点を取りに行った。すると同21分、MF永井謙佑の突破で得た左CKをMF東慶悟が受けてカットインし、ペナルティーエリア外の森重にパス。これを森重が右足ダイレクトで狙うと、相手GKの伸ばした手をかすめてゴールネットへ。FC東京が1-0と先制に成功した。

 先手を取ったFC東京はその後大宮の猛攻にあったものの、林のビッグセーブや森重とDF丸山祐市の日本代表センターバックコンビを中心にした粘り強い守りで切り抜けると、後半アディショナルタイムに大久保嘉のループシュートのこぼれ球を詰めた中島が、決定的な2点目を奪い勝負あり。今オフに大型補強を果たしたチームは大久保嘉の移籍後初ゴールこそ生まれなかったものの、勝ち点3を積み重ねた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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