浦和の攻撃力が爆発、今季リーグ初勝利! C大阪に3-1快勝、新戦力R・シルバが2試合連続ゴール
序盤から主導権を握った浦和、武藤、興梠ら攻撃的な3選手が揃い踏みでゴール
昨季の年間リーグ勝ち点1位の浦和レッズが、高い攻撃力を見せつけて今季リーグ初勝利を飾った。4日、ホームにセレッソ大阪を迎え撃った一戦は、浦和がスタメン出場の攻撃的な3選手全員が揃い踏みでゴールし、3-1で勝利した。
浦和は5-2でFCソウルを撃破したAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第2節から中3日、そのゲームでメンバー外だった主将のMF阿部勇樹をスタメンに戻し、DF遠藤航、FWラファエル・シルバを合わせて3人のメンバーを入れ替えた。
序盤から主導権を奪った浦和は、持ち前のパスワークと攻撃サッカーでC大阪陣内を鮮やかに崩した。先制点は前半22分、最終ラインの遠藤からグラウンダーの速いパスが前線に入ると、FW興梠慎三がスルーして相手を引き付け、ボールを受けたFW武藤雄樹が反転から右足ミドルを決めた。武藤のシュートも卓越したものだったが、興梠がC大阪の最終ラインは引き付け、守備のバランスを崩していた。
さらに同37分、敵陣でボールを奪い取った武藤がR・シルバにスルーパスを通すと、シュートはGKに当たったものの、こぼれたボールを興梠が難なく押し込んで2点目。浦和が2-0とリードを奪ってハーフタイムを迎えた。
後半に入っても攻め手を緩めない浦和は7分、MF青木拓矢のスルーパスにR・シルバが抜け出し、相手GKとの1対1で冷静にボールを浮かせてゴール。R・シルバは開幕戦の横浜F・マリノス戦の2ゴールに続き、2試合連続の3得点目。ACLを含めて公式戦4ゴールと、新加入ながらすでに浦和の攻撃にフィットしているところを見せつけている。
その後、同14分にセレッソ大阪はコーナーキックからDFマティ・ヨニッチがニアサイドでのヘディングシュートを決めて1点を返した。ただ、日本代表MF清武弘嗣が負傷欠場した状況では、流れの中から浦和ゴールに迫れるような場面をほとんど作れず、反撃はこの1点のみ。浦和がリーグのホーム開幕戦で3-1の勝利を手にした。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images