韓国代表新監督は「裏切り者」…“見捨てられた”古巣が激怒 わずか48時間で発言撤回

韓国代表監督に就任したホン・ミョンボ氏【写真:徳原隆元】
韓国代表監督に就任したホン・ミョンボ氏【写真:徳原隆元】

新監督のホン・ミョンボ氏、2日前にも就任の噂を否定していたが…

 韓国代表の新監督就任が国内で波紋を呼んでいる。大韓サッカー協会(KFA)は7月8日、かつてJリーグでも活躍したホン・ミョンボ氏が新たに同国代表の監督に就任することを発表。現地メディアは二転三転した内情を伝えている。

 ホン・ミョンボ氏は現役時代にJリーグでもプレーし、ベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)、柏レイソルで活躍。引退後はアンダー世代を率いるなど経験を積み、2013年に約1年間、A代表の指揮官経験もある。20年末からは韓国1部蔚山現代の監督を務めていた。

 韓国メディア「マイデイリー」によると、代表監督就任に蔚山のファンが「裏切り者」と怒り心頭だという。新たな代表監督として長く有力候補に挙がっていたが、そのたびに強く否定。「聞いたことがない」と主張した。

 そんななか、5日に行われた水原FCとの試合前にも「理事から連絡を受けたことはない。会うつもりもない」と念を押して噂を否定。ところが、それからたった2日で発言を翻し、2014年以来10年ぶりにA代表を率いることが発表された。

 同メディアによると、蔚山を裏切ったという声が高まっているという。今後は後任監督の選定など引き継ぎを行い、代表活動に移る可能性が高いとされるが「傷ついた蔚山ファンを納得させることができるかは未知数だ」としている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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