本田獲得はMLS王者シアトルを「次のレベルに押し上げる」 米紙がミラン10番の経験値を高く評価
「これは王者らしい補強なのだ」
「ベテランを加えることはモリスとデンプシーのプレッシャーを軽減する。全員がどのポジションに入るかは今忘れるべきだ。これは王者らしい補強なのだ。サウンダースは求めている。選手も興味を持っている」
攻撃陣に司令塔のウルグアイ代表MFロデイロやアメリカ代表FWクリント・デンプシー、パラグアイ代表FWネルソン・バルデスという特別指定選手を擁するサウンダースにとって、本田は戦力的に必要な存在でないことを示唆している。だが、デンプシーらベテランのプレッシャーを軽減する存在になるという。
「唯一の問題はACミランの新しい中国人オーナーは数週間のうちにチームを正式に買収後、本田の放出に動くのか、だ」と移籍実現へのハードルを報じている。実際のところ、ミランの買収契約を結んだ中国人ファンド「シノ・ヨーロッパグループ」は金策に失敗し、入金を3度ドタキャンしており、身売り話は思うように進んでいない。
もっとも今季先発出場がわずか1試合で、昨季からリーグ戦通算1得点3アシストと貢献の乏しい背番号10が契約延長オファーを手にできる可能性は低い。本田はアメリカ移籍時も出番を保証されていないが、王者をレベルアップさせることができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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