町田の決勝弾は「オフサイド!」 名古屋守護神、“視界遮り”の状況に胸中「思うことはある」

名古屋のミチェル・ランゲラック【写真:徳原隆元】
名古屋のミチェル・ランゲラック【写真:徳原隆元】

ランゲラックは当初、味方が前にいたと思って抗議せず

 名古屋グランパスは7月6日に行われたJ1リーグ第22節でFC町田ゼルビアに0-1で敗れ、今季初の4連敗を喫した。決勝ゴールはエリア内からMF下田北斗に決められたものだったが、一度はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックが入っていた。これは町田のFW荒木駿太がオフサイドの位置にいて、名古屋のGKミチェル・ランゲラックの視界を遮った可能性があったためだったが、ゴールは認められた。

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 試合後のミックスゾーンに現れた守護神ランゲラックは、「オフサイド! オフサイド!」と、ゴールは取り消されるべきだったと主張しながらも、「ジャッジを認めないといけない。思うことはあるが、何も言えない」とコメントした。

 目の前に相手選手がいる影響について、ランゲラックは「GKはシュートが打たれた最初の1メートルですべての情報を得る。もしそこでボールが見えなかったら、ノーチャンスだ。アンラッキーだった。僕はボールに手を触れることができたけれど、打たれて最初の1メートル、2メートルが見えなかったら、できることは何もないよ」と、絶望的になることを強調した。

 ボールがゴールに決まった直後、ランゲラックは主審に抗議してはいなかった。その理由について「その時は誰が僕の前にいたのかは分からなかったんだ。チームメイトのDFだと思っていた。だから抗議をしなかった。ハーフタイムで映像を見返して、相手であることが分かったんだ。それまでは味方だったと思っていたんだ」と、シュート直後のモーションが見えなかった原因がはっきりしたことで、VARによってオフサイドが認められなかったことに失望していた。

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