マルセイユ酒井が「人種差別の被害者」に 「試合中に聞こえる」と明かす“ある言葉”とは

嘲笑を感じるも…酒井本人はどこ吹く風

「26歳のプレーヤーはマルセイユで新しい文化を発見した。そして、日本人に対するフランス人の常套句を引き起こした」

 その常套句について酒井も自ら言及しており、日本人選手に対する嘲笑もあると明かす。「感じました。やっぱり『スシ』じゃないですかね。試合中に後ろから『スシ』と聞こえる」と語り、ピッチで対峙する対戦相手やスタンドから言葉が飛んでいるという。かつてドイツで活躍した元日本代表FW高原直泰(沖縄SV代表兼監督兼選手)は「スシボンバー」と呼ばれた。それは愛称でもあったが、スシのイメージはフランスでも根強いようだ。

 もっとも酒井本人に気にしている様子はなく、笑顔で「スシって偉大なんだなと思いましたよ」とどこ吹く風。そうした強靭なメンタルも、新天地で成長を続ける酒井の支えになっているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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