J3で無双状態!? 8得点の元日本代表FWが牽引する強さ…クラブのゴール決定率も単独1位
J3リーグで単独首位・大宮アルディージャのスタッツに脚光
J3リーグで単独首位に君臨しているのが、大宮アルディージャだ。得点ランキングでは、元日本代表FW杉本健勇がトップ5入りし、好調を維持するクラブの強さにデータから迫っていく。
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大宮は1999年からJリーグに加盟。これまでJ1、J2、J3すべてのカテゴリーを経験し、再び日本のトップリーグに上がるため奮闘している。2024シーズンは長澤徹監督が指揮を執り、第19節を終えた時点で14勝4分1敗の勝ち点46で単独首位に立つ。2位アスルクラロ沼津との勝ち点差は「15」と圧倒的だ。
その得点源の1つがジュビロ磐田から期限付き移籍中の杉本の存在であることは間違いない。第6節のテゲバジャーロ宮崎戦(3-1)で2ゴールを決めると、そこからコンスタントに得点を積み重ねる。現在の8得点は、J3リーグ4位タイの成績だ。
守備でも選手の活躍が目立つ。ここまでリーグ19試合に出場しているMF小島幹敏は、インターセプト数で「12」を記録し、J3でトップを走る。チャンスクリエイト総数(ペナルティーエリア=PA内へのスルーパス成功+PA内からのクロス成功+ラストパスの合計値)では、2位にMF泉柊椰(46回)がランクインするなど、個人での貢献も大きい。
リーグ全体で見ると、1試合平均得点数で大宮が「1.9」とJ3トップの数値を記録。シュート決定率でも15.1%で最多のスタッツを記録した。現在の総得点は「37」で、J3のクラブのなかで攻撃力は断トツと言っていいだろう。
一方で、平均ボール支配率は49.9%の10位。トップには58.3%の圧倒的数値を叩き出しているアスルクラロ沼津がいるが、リーグ戦の上位2クラブでスタイルの差が表れる結果となった。後半戦に入ったJ3リーグでは、戦況含め大宮の動向にも注目だ。