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アルゼンチン、土壇場PK戦で準決勝進出 メッシまさかバー直撃も…GK連続セーブで立役者
コパ・アメリカ準々決勝が行われた
南米選手権(コパ・アメリカ)は現地時間7月4日に米テキサス州ヒューストンでアルゼンチンとエクアドルによる準々決勝が行われ、前回王者アルゼンチンがPK戦の末に勝利して準決勝に進出した。
今大会は南米サッカー連盟所属の10チームに、北中米カリブ海地区からネーションズリーグの上位6チームを加えた全16チームで開催。米国で4チームずつ4組のグループリーグと、上位2チームずつが進出する準々決勝以降の戦いが行われる。
アルゼンチンはグループリーグA組を全勝で突破してきたが、立ち上がりはむしろエクアドルに多くのチャンスが生まれる展開になった。決定機をアルゼンチンGKエミリアーノ・マルティネスがセーブする場面もあったが、前半半ばからはアルゼンチンがチャンスを作る。そして前半35分、FWリオネル・メッシが右コーナーキックをニアサイドに入れると、MFアレクシス・マクアリスターがファーサイドに流してフリーのDFリサンドロ・マルティネスが頭で押し込んだ。
アルゼンチンの1点リードで折り返した後半は徐々に1点を追うエクアドルが攻勢に出るようになった。そして後半17分には、コーナーキックの競り合いから相手ハンドで得たPKでベテランFWエネル・バレンシアがキッカーに。GKとのタイミングを外してゴール左を狙ったものの、ゴールポストに当たって外れた。
ラスト15分を切ったところでアルゼンチンは5バックに変更して逃げ切りを図った。しかしエクアドルはアディショナルタイム突入直後、MFジョン・イェボアが上げたクロスをニアサイドでFWケビン・ロドリゲスが競り合い、さらにFWヨルディ・カイセドが詰めようとするもそのままボールはゴールに吸い込まれた。ロドリゲスが競った時点でカイセドがオフサイドポジションにいたことでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックも長くなったが、そのままゴールが認められ1-1の同点に追い付いた。
大会レギュレーションにより延長戦はなくPK戦での決着に。するとアルゼンチンは1人目のメッシがチップキックで狙うもボールが浮きすぎてクロスバーに当たりまさかの失敗。しかし、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)決勝のPK戦で優勝を引き寄せたGKエミリアーノ・マルティネスがエクアドルの1本目と2本目を見事に連続セーブした。
アルゼンチンは2人目以降は冷静に決め、PK戦のスコア4-2で勝利。苦戦の印象を持たせながらもアルゼンチンが勝利し、ベネズエラとカナダの勝者と対戦する準決勝へと進出した。