北京五輪代表FW、大岩Jの苦渋の選考に言及「欧州クラブが五輪に協力的ではない事を理解しないといけない」

パリ五輪のメンバー発表が行われた【写真:産経新聞社】
パリ五輪のメンバー発表が行われた【写真:産経新聞社】

元日本代表FW李忠成が公式Xで見解

 2008年の北京五輪に出場した経験を持つ元日本代表FW李忠成氏が、7月3日に自身の公式X(旧ツイッター)を更新。同日のパリ五輪メンバー18人の発表を受け、「欧州クラブが五輪に協力的ではない事を理解しないといけない。年俸5億の選手が1ヶ月代表に拘束されれば約4,150万円の損失。怪我して帰ってきたらそれ以上。#サッカーはビジネス化していってる」と綴っている。

 U-23アジアカップで優勝し、パリ五輪の出場権を獲得した大岩ジャパンは7月3日、本大会に臨むメンバーを発表。大岩剛監督の口から発表されたメンバー18人には、GK鈴木彩艶(シント=トロイデン)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF鈴木唯人(ブレンビーIF)といった海外組の名前はなかった。

 また、オーバーエイジ(OA)枠は使わないことを決断。18人をパリ五輪世代で構成したなか、MF松木玖生(FC東京)が落選するサプライズもあった。

 山本ナショナルチームダイレクターは記者会見で、「OAだけでなく、この年代の久保建英選手、鈴木唯人選手、鈴木彩艶選手も招集が叶いませんでした。我々はヨーロッパオフィスを抱えているが、関係者を含め、昨日まで努力したつもりです。そういう選手がチームでとてつもなく大きな存在で、必要とされているため、こういう困難な状況になっている」と、苦しい事情を明かしていた。

 北京五輪に出場した李忠成氏は自身のXで、「欧州クラブが五輪に協力的ではない事を理解しないといけない。年俸5億の選手が1ヶ月代表に拘束されれば約4,150万円の損失。怪我して帰ってきたらそれ以上。#サッカーはビジネス化していってる」と見解を述べていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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