松木玖生、選外理由は「移籍の可能性」 山本ND明かす「招集の確約が取れなかった」
鈴木彩艶も新天地への移籍が浮上
日本サッカー協会(JFA)は7月3日、東京都内で会見を開き、大岩剛監督率いるパリ五輪代表メンバー18人を発表した。オーバーエイジ(OA)枠3人の起用は2008年の北京五輪以来、3度目のゼロ。サプライズはこの世代の中心として活躍したMF松木玖生(FC東京)が選外だった。山本昌邦ナショナルダイレクター(ND)は松木が外れた理由として「移籍の可能性があります」と明言した。
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今大会は主に最終予選を兼ねたU-23アジアカップメンバーを中心に構成された。同大会メンバー以外は6月のアメリカ遠征で招集されたオランダ1部スパルタ・ロッテルダム所属の三戸舜介とロンメルSK所属の斉藤光毅。本大会のメンバーに負傷等アクシデントがあった場合は初戦の24時間前までにバックアップメンバーと入れ替えることができるが、移籍を理由に入れ替えが出来ない。
そのため、松木は今夏移籍する見通しがあり、招集が叶わなかったという。山本NDは選外となった理由を「移籍の可能性があります。そのなかで、確実に五輪の期間に我々が招集できる確約がとれなかった。そういうところが一番の要因です」と明かした。
GK鈴木彩艶もイタリア1部パルマへの移籍が伝えられており、今大会のメンバーから外れている。
大岩ジャパンは4月から5月に行われたアジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ(カタール)で優勝を遂げてパリ五輪切符を獲得。アジア王者として五輪に臨み、グループDで24日にパラグアイ、27日にマリ、30日にイスラエルと対戦する。
1968年メキシコ五輪以来、56年ぶりのメダル獲得へ――。大岩ジャパンの挑戦が幕を開ける。
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