3位抜けオランダはラッキー? EURO8強はV経験国ずらり、今大会ダークホースが低調イングランドと対戦へ
準々決勝の組み合わせが決定
欧州選手権(EURO)は現地時間7月2日に決勝トーナメントの試合が行われ、準々決勝進出の8チームが出そろった。
グループリーグD組で意外な3位通過になったオランダは、E組を首位通過したルーマニアと対戦。前半20分に左サイドからカットインしたFWコーディ・ガクポがニアサイド打ち抜く右足シュートを決めると、後半のラスト10分を切ってから途中出場のFWドニエル・マレンが2ゴール。オランダが3-0の勝利を飾った。
一方でD組を首位通過したオーストリアだが、F組2位通過のトルコが立ちはだかった。試合開始から1分足らずで「トルコのメッシ」の異名を取るMFアルダ・ギュレルのコーナーキックからこぼれ球をDFメリフ・デミラルが押し込んで先制すると、後半13分には再びギュレルのコーナーキックからニアサイドでデミラルがピタリと合わせ追加点を奪った。オーストリアはセットプレーから1点返すも及ばず、トルコが2-1で勝利した。
この結果、決勝トーナメント1回戦全ての試合が終わり準々決勝の進出チームが出そろった。特に片側の山には開催国ドイツ、スペイン、フランス、ポルトガルと優勝経験国がずらりと並ぶ。さらに、最多3回優勝で並ぶドイツとスペインが準々決勝で激突し、フランスとポルトガルは2016年大会の決勝カードだ。
一方で反対側の山ではオランダが1回優勝の経験を持つのみで、準々決勝ではトルコと対戦。初の欧州制覇を狙う前回準優勝イングランドは低調な戦いぶりが批判を受けているが、待ち受けるのは前回王者イタリアを寄せ付けずに完勝して今大会のダークホースとも評判のスイスだ。
混戦模様の中でも決勝トーナメント1回戦でフランスに敗れたベルギーとイタリアを除けばネームバリューのあるチームが勝ち残ってきた感のある今大会も決勝まで残り7試合。最後にトロフィーを掲げるのはどこのチームになるのだろうか。
準々決勝以降の組み合わせは以下の通り。
<準々決勝>
【1】ドイツ ― スペイン
【2】ポルトガル ― フランス
【3】オランダ ― トルコ
【4】イングランド ― スイス
<準決勝>
【1】―【2】
【3】―【4】
<決勝>
【1,2】―【3,4】
(FOOTBALL ZONE編集部)