4年間出場停止の31歳が引退否定…クラブと「話す機会がない」 “切り取り報道”にも苦言
ポグバはドーピング違反によって4年間の出場停止処分を下された
ドーピング違反によって4年間の出場停止処分を下されているMFポール・ポグバが英衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版のインタビューに応じ、「ピッチに戻るためにできることはすべてやっている」と現在の境遇を明かした。
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イングランド1部マンチェスター・ユナイテッド、イタリア1部ユベントスを渡り歩いて活躍してきたポグバは2023年8月20日に行われたセリエAのウディネーゼ戦後に実施されたドーピング検査で陽性を示し、同年9月に4年間の長期出場停止処分を言い渡されていた。この判決を不服としてスポーツ仲裁裁判所に控訴しているが、処分が確定すれば現在31歳のポグバは34歳となる2027年9月までピッチから遠ざかることになる。
フランスサッカー連盟(FFF)から招待されて欧州選手権(EURO)の決勝トーナメント1回戦、フランス対ベルギーを観戦したポグバはインタビューに応じた。先日、別のインタビューで「自分は終わった」という発言をしたことが話題になっていたが、それは本人の意図が間違った形で伝わったもので、復帰を諦めていないことを強調している。
「あなたたちは私がフットボールを辞めるというビデオを見たことがないとすれば、それは私がまだ選手だから。私はまだここにいるし、ポジティブだよ。私は不公平と戦いたい。あなたが先日のインタビューを見たかどうかはわからないが、あれはまだ話し終えていなかったので、彼らが載せていたのは一部だけだ。ポグバはまだ終わっていない。ポグバはここにいる。心配しなくていい。プロを目指す子どものような気持ちで再び戻ってきたいと思っている。トレーニングをしているし、ピッチに戻るためにできることはすべてやっている」
所属するユベントスとの契約が解除されるという報道も出ていたが、7月を迎えてもクラブから正式なリリースは出されていない。ポグバは「私はまだユベントスの選手だ。契約はあるが、ディレクターや監督とも話す機会がないんだ。沈黙している。彼らは控訴の結果を待っているんだと思うが、どうなるかは聞いてみなければわからない」と話していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)