「生涯のベストゲーム」 EURO16強で驚異的3連続PKセーブ…守護神「直感に従った」

ポルトガルのジオゴ・コスタ【写真:ロイター】
ポルトガルのジオゴ・コスタ【写真:ロイター】

ポルトガルがスロベニア下しEUROで8強進出、PK戦でGKコスタ大活躍

 欧州選手権(EURO)は現地時間7月1日に決勝トーナメントの試合が行われ、ポルトガルはPK戦の末にスロベニアを下した。PK戦で衝撃の3本連続セーブをしたポルトガル代表GKディオゴ・コスタは、「生涯のベストゲームかもしれない」と語ったと英公共放送「BBC」が報じた。

 ポルトガルはグループリーグを2連勝で首位通過を決めたが、最終戦で初出場のジョージアに初勝利を献上する不覚を取った。そして、この決勝トーナメント1回戦ではイングランドの入ったC組を通過してきたスロベニアとの対峙となった。

 0-0のまま90分を終えた試合は延長前半の終了間際、ポルトガルがPKを獲得。ここでFWクリスティアーノ・ロナウドがキッカーを務めたが、ゴール右下を強く狙ったシュートは名手ヤン・オブラクに弾き出された。ロナウドは悔しさのあまり涙を流した。

 それでもPK戦に入るとコスタが躍動した。スロベニアの1本目から左、右、右とコースを完全に読み切って3本連続ストップ。ポルトガルは3本連続で成功させスコア3-0で準々決勝への進出を決めた。

 試合後のコスタは「生涯のベストゲームかもしれない。やるべきことに集中して、自分の直感に従った。もちろん分析はあったけど、選手も変わればシュートの打ち方も変わるものだからね。そうする必要があると思ったし、そうして良かったと思う。とても嬉しい。とてつもない感情だ。タフな試合だった」と喜びを語ったとしている。

 2016年の初優勝以来の栄冠を狙うポルトガルだが、トーナメントで修羅場を乗り越えたチームは強いという歴史もある。勢いに乗る守護神の存在はチームにとって大きいものになった。

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