J2甲府、篠田善之監督との契約解除を発表 8戦未勝利で低迷…大塚真司コーチが監督就任

契約解除となった篠田善之監督【写真:Getty Images】
契約解除となった篠田善之監督【写真:Getty Images】

クラブ公式リリースで発表

 J2ヴァンフォーレ甲府は7月2日、篠田善之監督を同日付で契約解除し、大塚真司コーチが監督に就任すると発表した。

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 篠田前監督は、2023年から甲府を率い、昨季はリーグ戦8位に。今季は開幕から2連勝のスタートを切ったが、第15節のジェフユナイテッド千葉戦(2-2)以降、直近8試合で未勝利が続いていた。

 6勝7分9敗の14位と低迷している状況を打破すべく、クラブは契約解除を決断。経緯について、佐久間悟代表取締役社長は「クラブと致しましては、『流れを変え』同時に『修復と安定』を図りたいとの思いから指揮官の交代を決断致しました」と声明を発表している。

■篠田善之監督コメント

「ヴァンフォーレ甲府を愛する全ての皆様、日頃より熱いご支援ご声援を頂きありがとうございます。本日をもちまして監督の職を離れる事となりました。ヴァンフォーレファミリーの皆様には感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。

 皆様を沢山の勝利で笑顔にする事が出来ず大変申し訳ありませんでした。スタッフ、フロントスタッフの皆様サポートありがとうございました。そして選手のみんなありがとう。ヴァンフォーレ甲府のこれからの躍進、発展を心より願っております」

■代表取締役社長 佐久間悟コメント

「篠田善之監督につきましては、2023シーズンからチームの指揮を執って頂きました。地元山梨県出身者として、ヴァンフォーレ甲府をこよなく愛し、献身的に活動をして頂きました。また、J2所属クラブとしては初めての出場となったACLでは予選リーグ突破という成果も残して頂きました。

 そして、今シーズンは、「緊褌一番」をクラブスローガンに掲げ、ACLノックアウトステージとリーグ戦、天皇杯に挑んで頂きましたが、シーズン前の主力選手の移籍やシーズン中における負傷者の続出という不運も相まって、22節が終了した時点で、自動昇格圏内と勝ち点差では大きく離れ、また残留争いにも巻き込まれるという状況になってしまいました。

 そこで、クラブと致しましては、「流れを変え」同時に「修復と安定」を図りたいとの思いから指揮官の交代を決断致しました。改めて、篠田善之監督には、短い期間ではありましたが、クラブとチームの成長に貢献して頂き、感謝申し上げます。

 また、この度、この厳しい現状の中で新たに監督として、チームを牽引して頂くことになりました大塚真司監督は、監督経験は無いものの、これまでコーチとして培ってきた経験に期待し、クラブとしても全力を尽くしてサポートする覚悟であります。

 負傷者が戻ってくることが大きな戦力補強になることと同時に、選手補強も行いながら、上位進出に向けて努力して参りますので、ヴァンフォーレ甲府に関わる皆様方には、引き続きご支援とご声援を賜りたくお願い申し上げます」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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