遠藤航が活躍も…叫ばれるアンカー補強 専門メディアは不要論「選手が見当たらない」

リバプールでプレーする遠藤航【写真:Getty Images】
リバプールでプレーする遠藤航【写真:Getty Images】

バイチェティッチが解決の糸口に?

 イングランド1部リバプールは今夏の移籍市場で“6番”の補強の必要性が叫ばれているが、リバプール専門メディア「Liverpool.com」はすでに理想の6番を抱えていると若手MFの存在に注目している。

 リバプールは昨夏に前主将MFジョーダン・ヘンダーソンを筆頭に経験豊富な選手が一斉に退団し、代わりにMFアレクシス・マック・アリスターやMFドミニク・ソボスライといった伸び盛りの選手を補強し、中盤の顔ぶれを一新した。さらにMFファビーニョが抜けた守備的MFに関しては、MFモイセス・カイセドやMFロメオ・ラヴィアに狙いを定めていたが、いずれの選手もチェルシーとの争奪戦に敗れ、移籍市場終盤にMF遠藤航を緊急補強する流れとなった。

 遠藤が当初の期待を上回る活躍を見せたもの、31歳という年齢もあってより長期的なオプションの必要性が叫ばれている。すでにアタランタのMFエデルソンやフェイエノールトのMFトゥーン・コープマイネルス、バイエルン・ミュンヘンのMジョシュア・キミッヒなどさまざまな候補がメディアで報じられている。

 そうしたなかで、「Livepool.com」は「リバプールはすでにアルネ・スロットが求める理想的な守備的MFを獲得しているかもしれない」と特集していた。

 6番の補強は確かにファンも求めるところとしつつ、「市場にリバプールが補強できそうな選手は見当たらない」と指摘。そのうえで、将来性豊かな19歳のスペイン人MFステファン・バイチェティッチの存在を鍵として挙げている。この選手は2020年にスペインのセルタから16歳でリバプールに加入している。

「リバプールの6番はこの19歳(バイチェティッチ)だけでない。昨季はマック・アリスターが活躍し、遠藤航もそこでプレーできる。ユルゲン・クロップ監督がそうであったように、アルネ・スロットの下でも真のホルダー(守備的MF)が1人だと想定すれば、この3人のほかに新たな守備的MFを獲得することは必要不可欠ではない。リバプールは4年前にこの問題を解答となる選手を獲得していたのかもしれない」

 負傷もあって2023-24シーズンはプレミアリーグで1試合の出場にとどまったバイチェティッチ。スロット新監督の下でブレークすることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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