EURO16強で終戦…初出場ジョージア、4失点完敗も監督自負「私たちはとても幸せだ」
EUROで快進撃ジョージア、決勝トーナメント1回戦でスペインに1-4敗戦
欧州選手権(EURO)は現地時間6月30日に決勝トーナメント1回戦が行われ、スペインは初出場のジョージアに4-1で大勝した。それでも、ジョージアのウィリー・サニョル監督は「誇りに思う」と敗退を振り返ったと英公共放送「BBC」が報じた。
ジョージアはグループリーグの最終戦でポルトガルに勝利するサプライズを起こし、初出場にして決勝トーナメント進出の快挙を成し遂げた。そしてスペイン戦では前半18分にオウンゴールで先制。一気にアップセットへの空気も生まれた。しかし、ハーフタイムを前に同点に追い付かれると後半には3失点で力尽きた。終わってみればスペインがシュート35本を放つ一方的な試合になった。枠内シュートも13本を数え、GKギオルギ・ママルダシュビリのファインセーブ連発がなければもっと点差は広がっただろう。
それでもサニョル監督は試合後会見で「時には、成し遂げたことを振り返る時間が必要だ。私たちはとても幸せだ。チームの進化は本当に素晴らしい。私はそれをとても誇りに思っている。今は旅の終わりだが、次の旅はとてもエキサイティングなものになるだろう。ジョージアの人々は皆、1つのことを望んでいると思う。そう、もう一度この舞台に戻ってくることだ」と話したとしている。
また、ジョージアのサポーターたちは試合終了後も席に残り、太鼓の音に合わせてチャントを歌い、選手たちに拍手を送ったという。2016年のEUROではアイスランドが初出場にして8強入りする爽やかな話題をさらったが、今大会のジョージアもまた全力の戦いを見せたニューカマーとして記憶に残ることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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