町田の主将DF昌子源、相手FW宇佐美と“言い争い”場面に言及「試合になればお互い」
町田はG大阪との上位対決を3-1で制し首位をキープ
首位FC町田ゼルビアは6月30日、J1リーグ第21節で3位ガンバ大阪と対戦し3-1で勝利。上位対決を制して、首位をキープした。前半9分に先制を許すも、同33分に相手DF半田陸がイエローカード2枚で退場。1人多いなかで前半アディショナルタイムに追い付くと、後半にはハーフタイムに投入されたFW藤尾翔太がPKを決め勝ち越しに成功した。さらに同16分にはMF仙頭啓矢がミドルシュートを決めてダメを押した。主将のDF昌子源は、試合中かつてのチームメイトFW宇佐美貴史と“一触即発”に陥った場面を振り返った。
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町田は立ち上がりに押し込まれ、前半9分に失点してしまう。反撃に出ようと徐々にサイド攻撃でチャンスを掴んでいた同33分、FW荒木駿太へすでにイエローカードを1枚受けていたDF半田陸がファウルし、2枚目が提示された。この判定に互いはヒートアップ。宇佐美と昌子が激しく言い争うシーンが見られた。
スタンドからは大ブーイング。ほとんどの若手がパナスタでの一戦が初めてというなかで、昌子は「あんまり慣れていない選手もいて、萎縮しちゃったらダメだから『気にすんな』『何かあったら俺が対峙する』と言っていた」という。自身も宇佐美との言い争いについて「試合になればお互い、ね。僕も貴史をもちろんリスペクトしていて、それしかないような選手やから」と話した。
相手が1人少ない10人となってから3ゴールを挙げて逆転勝利。ただ、試合はファウルの応酬となり荒れた展開にもなった。マネジメントとして「僕らもファウルを結構もらって、リアクションも大きくなって相手に囲まれたりしていた。どっちかというとこっちもイエローが多くなるような展開に持っていかれそうだった。そこはチームメイトに『いらないファウルをしないよう気を付けるように』と促した。監督も(前半にイエローカードをもらった)荒木を早めに代えていたので」と、主将として熱くなりすぎないよう若手をうまくコントロールしていたことを明かした。
町田はこれで首位を維持。古巣ということもあり昌子自身にブーイングも浴びた。「それも仕事」と割り切り、上位対決を制した。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)