J3→J2→J1へ…新潟FWが連発、20本超パス弾&カウンター一撃に脚光「誇らしい」「ゴラッソ」
28歳FW谷口海斗が異なる状況下で2試合連続ゴール
アルビレックス新潟は6月29日、J1リーグ第21節で北海道コンサドーレ札幌を相手に1-0で競り勝った。決勝弾は28歳FW谷口海斗の鮮烈なカットインミドル。開花し始めた新潟期待のFWが決めた一撃は、鋭いカウンターから生まれている。
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ポゼッションで相手を翻弄するスタイルを継続し、第20節を終えた時点でパス総数(1万2152本)、パス成功率(84.3%)、平均ボール支配率(58.3%)でJ1リーグトップを記録していた新潟。相手は現在6連敗中の札幌で、敵地に乗り込んでのゲームとなった。
序盤からボールを支配したのはホームの札幌。7連敗を逃れまいと迫る札幌の攻撃をしのぐと、後半7分に新潟にチャンスが訪れる。相手がスピード感ある攻めを仕掛けた際、自陣でDF堀米悠斗が左サイドでボール奪取。ここから広大なスペースを使った新潟のカウンターが始まる。
左サイドに張っていた谷口へ大きく展開すると、一気にドリブルでスピードアップ。谷口はそのままペナルティーエリアに差し掛かったところでカットインシュートを選択する。右足から放たれた強烈なボールは、ニアサイド上に突き刺さった。
この1点が決勝弾となり新潟がリーグ5戦負けなし。谷口は2試合連続弾で今季6ゴール目を記録している。ポゼッション率ではこの試合、相手を下回った(46%)新潟だが、カウンターから勝利を掴んだ。
前節のサンフレッチェ広島戦(1-1)の先制弾は、20本以上のパスをつないだまさにクラブの真骨頂のようなゴール。今回の札幌戦は速攻を仕掛け、再び谷口がゴールネットを揺らしている。J3のいわてグルージャ盛岡から徐々に実力を発揮し、J1まで成り上がった谷口のゴールは大きな反響を呼ぶ。
「21本のパスからゴールを生んだ前節から一変、1本のパスからでもゴール出来ることを見せつけるアルビレックス。誇らしい」
「スーパーゴラッソ」
「ビルドアップは日々レベルアップしてる」
「素晴らしい」
SNS上でも絶賛の言葉が寄せられた。ルヴァンカップや天皇杯も含めると、6月の8試合を負けなしで終えた新潟。ゼッションからの得点に加え、相手の隙を突く得点パターンもあり期待感が高まっている。直近2試合でゴール中の谷口にも注目が集まっていた。