“不運”なデンマーク代表DFが「ホラーな3分間を過ごした」 オフサイドでゴール取り消し→即PK献上
EUROの決勝トーナメントでデンマークはドイツに敗れた
欧州選手権(EURO)は現地時間6月29日に決勝トーナメントがスタート。開催国ドイツが2-0でデンマークを下して準々決勝へ進出したが、ドイツ紙「ビルト」はデンマーク代表DFヨアキム・アンデルセンについて「ホラーな3分間を過ごした」と取り上げた。
序盤から激しい展開になったゲームだが、前半36分に上空から雷鳴が聞こえたこともあり約25分間の中断となった。ハーフタイム明けも天候についての懸念がある中で、両キャプテンが主審に呼ばれてコミュニケーションを取っての後半スタートになった。
そして後半3分、デンマークはセットプレーのこぼれ球からアンデルセンが蹴り込んだ。完全アウェー環境で待望の先制点かと思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックで一連の流れの中にデンマークのオフサイドがあったとしてゴールが取り消された。
そして3分後、アンデルセンは右サイドの守備でダビド・ラウムのクロスをブロックしようとしたが、手にボールが触れてしまう。ノーファウルで流れた後にVARが介入するとオンフィールドレビューの末にPK判定となり、これをドイツ代表FWカイ・ハフェルツが蹴り込んだ。
自らが先制ゴールを決めてヒーローになるかと思われた瞬間からの落差は、まさに「ホラーな3分間」と呼べるものになったのかもしれない。
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