「こんな雷見たことない」 EURO会場上空に発生…数本の“稲光”に海外衝撃「美しい」
ドイツVSデンマークで中断が強いられた
欧州選手権(EURO)は現地時間6月29日に決勝トーナメントがスタートし、開催国ドイツは2-0でデンマークを下して準々決勝へ進出した。前半には落雷の恐れがあり約25分間中断。海外メディアではその稲光を捉えた写真に注目が集まっている。
序盤から激しい展開になったゲームだが、前半36分に上空から雷鳴が聞こえたこともあり約25分間の中断となった。ハーフタイム明けも天候についての懸念がある中で、両キャプテンが主審に呼ばれてコミュニケーションを取る中での後半スタートになった。
そして後半3分、デンマークはセットプレーのこぼれ球からアンデルセンが蹴り込んだ。完全アウェー環境で待望の先制点かと思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックで一連の流れの中にデンマークのオフサイドがあったとしてゴールが取り消された。3分後にはアンデルセンは右サイドの守備でダビド・ラウムのクロスをブロックしようとしたが、手にボールが触れてしまう。ノーファウルで流れた後にVARが介入するとオンフィールドレビューの末にPK判定となり、これをドイツ代表FWカイ・ハフェルツが蹴り込んだ。後半23分にはMFジャマル・ムシアラが追加点を挙げ、勝負を決定付けた。
この一戦では落雷の可能性により約25分間中断が強いられた。全世界で300万人を越えるフォロワーを持つX(旧ツイッター)アカウント「Out Of Context Football」ではスタジアムが稲光に包まれる瞬間を公開。上空に数本の稲光が光っており、物々しい雰囲気となっている。
海外のファンからは「なんて天気」「嵐は私にとっては美しく見える」「こんな雷は見たことがない」「誰がトールとゼウスの両方を怒らせたんだ」「スタジアムに映えている」などの反響が寄せられていた。